デニス・テン応援ブログ

カザフスタンの英雄 Denis Ten 絶賛応援中!!!

ユニバーシアード観戦記 その4 「男子ショートプログラム(2)」

かなり間が空いてしまったのですが、久しぶりにユニバ観戦記の続きいきます。

といっても、記憶も曖昧になりつつあるので、雑な報告記になりますが。

前回の記事はこちら↓

ユニバーシアード観戦記 その3 「男子ショートプログラム(1)」 - デニス・テン応援ブログ

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第3グループにはイタリア代表イヴァン・リギーニ選手が登場。欧州選手権の翌週にもかかわらず、欧州選手権の時のスコアを12点上回る良演技で暫定2位。

www.youtube.com改めてこの動画を見て、現地で見たリギーニ選手の観客を引き寄せる力と声援に応える演技を思い出し、再び感動しました。

どの選手も盛大な拍手と歓声で迎える観客ですが、地元カザフスタン選手やロシア選手のときにはひと際大きな拍手が起こっていました。リギーニ選手の登場時に大きな声援が飛び交っていたのは有名な選手だからかな、と思ったのですが、もともとロシア国籍だったからのようです。カザフスタン人は旧ソ連地域-特にロシアに対して同胞意識が強いそうです。

 

さて、第4グループ。本日の主役「カザフの英雄 デニス・テン」の登場。

このグループにはカザフスタンのジュニア選手アルトゥール・パニヒン選手もいるため、6分間練習からフィギュアスケートの試合では聞いたことがないような大声援。

【観客が見守る中無表情で黙々と練習するテンくん】

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テンくんの演技スタート。いつもより慎重に4Tを決めると勢いに乗り3Lz-3Tは軽々と、3Aはやや着氷が危なかったものの大きなミスなく演技を終えました。結果は94.41点で暫定1位。

www.youtube.com続いてアルトゥール・ドミトリエフ選手。テンくんの演技のあとの盛り上がりぶりに動揺することなくノーミスの素晴らしい演技を披露し、暫定2位。

www.youtube.com

第4グループ最後に登場したのは地元のジュニア選手アルトゥール・パニヒン選手。初めての地元での国際大会、しかもシニアのトップレベルの選手と一緒の試合でずいぶん緊張したでしょう。冒頭のジャンプでミスはあったものの、その後は大きなミスなく堂々と楽しそうに演技を終えました。カザフスタン選手、プレッシャーに強い!

フリーには進めませんでしたが、JGPで最下位周辺だった1シーズン前とは見違える上達ぶりで今後が楽しみな選手です。

www.youtube.com第5グループには優勝候補、田中刑事選手が登場。

6分間練習の時からジャンプの調子が良さそうでしたが、本番も絶好調。89.05点という高得点で暫定2位。

【水を飲みながらコーチの話を聞く田中選手】

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 男子SP結果(上位8人)

1.デニス・テンカザフスタン

2.田中刑事(日本)

3.アルトゥール・ドミトリエフ(ロシア)

4.アンドレイ・ラズキン(ロシア)

5.イヴァン・リギーニ(イタリア)

6.アレクサンデル・マヨロフ(スウェーデン

7.アントン・シュレポフ(ロシア)

8.ミハル・ブレジナチェコ

日野龍樹選手は9位、アブザル・ラキムガリエフ選手は11位。

川原星選手は23位。日本選手3人ともフリー進出決定。

 

どの国の選手にも、どんなレベルの選手にも熱い声援を送るとても温かい雰囲気の会場でした。日本人選手の時には「ガンバッテー」と日本語での声援も聞こえました。

隣の席だった方(偶然日本語の話せる方でした)が言うには、「カザフスタン人はエモーショナルピープル」だそうで、応援も本気でつい熱くなってしまうとのことでした。 (つづく)