ユニバーシアード観戦記 その2 「アルマトイアリーナ到着」
アルマトイ2日目。この日は男子シングルショートプログラムを観戦予定。
現地ガイドさんとともにアリーナへ向かう道中、ガイドさんから衝撃の一言が…。
「昨日ご飯食べに行ったら、デニス・テンに会ったよ」
なんと!ご飯食べに行ったら、デニス・テンがいる世界…恐るべしアルマトイ😲
そして、ガイドさんとともに会場のアルマトイ・アリーナへ到着。アルマトイ・アリーナは昨年9月に新設されたばかりの施設で、収容人数は12000人。
アリーナの敷地内には、カザフスタンの伝統文化を紹介しているコーナーもありました。
【民族衣装を着けた鷹匠】
【伝統工芸品の数々】
絨毯や織物、装飾の施された生活用品、衣服、絵画、民族楽器などが展示・販売されていました。こちらは手の込んだ装飾付きの楽器。
楽器制作の職人さんもいました。
一通り展示品を見終わってアリーナへ向かう途中、前方に見覚えのある2人が。仲良く腕を組んで歩くその美男美女カップルは、何とニコライ・モロゾフ氏&奥さま😲
いきなり至近距離でモロゾフご夫妻に遭遇して動揺するも、コーチが会場にいるってことは、テンくんは試合に出る準備ができているってことだな、と一安心。(実は、奥さまのワシリーサ・ダワンコワ選手もアイスダンスに選手としてエントリーしてたのですが…。)
会場入り口はチケットのバーコードを読取機にかざすとゲートが開き入場する方式でした。が、なかなかうまく読み取れず、結局スタッフが目で見て確認していましたが。
ちなみに、今回のチケットは大会公式サイトから購入できるようになっていましたが、英語サイトからは購入にたどり着けなかったため自力での購入は断念し、旅行会社にお願いしました。
旅行会社の方からうかがった話によると、チケット販売開始当初はあまり売れていなかったそうですが、正式エントリーが公表され、「デニス・テンが出場する」と報じられると急にチケットが飛ぶように売れ始めて完売した、とのことでした。
(つづく)
今さらですが…ユニバーシアード観戦記 その1
今さらですが、実は2月にユニバーシアード観戦のためにカザフスタンへ行ってきました。
報告するタイミングをすっかり逃してしまっていたのですが、アスタナ万博も始まったことですし、この機会にユニバーシアード観戦記&カザフ旅行記を綴りたいと思います。
(2017冬季ユニバーシアードの公式キャラクター)
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今回の旅の目的地はユニバーシアードの開催地であり、テンくん、そしてアブザル選手の出身地でもある「アルマトイ」。
カザフスタンで最も人口が多く(約150万人)、また中央アジアで最も経済的に発展している都市です。
日本からアルマトイへの直行便は出ていないので、今回は最短コースの仁川空港(ソウル)経由で行きました。
仁川空港からアルマトイへは「エアアスタナ」で約6時間45分。
出迎えてくれた乗務員さんたちは、顔立ち自体は東洋風だったり西洋風だったり様々ですが、一様に綺麗な方ばかり。「これが噂のカザフ美女か」と出発前からカザフスタンに着いたような気分に。
機内は清潔でサービスも充実。大きな揺れもなく快適に過ごすことができました。
ひとつ驚いたのは、 着陸後の乗客の拍手。無事を祝してなのか、パイロットへの感謝なのかわかりませんが、とりあえず一緒に拍手しておきました👏
そして、ついに、アルマトイ到着!
アルマトイ空港は小ぢんまりしていて、日本の地方都市の空港程度の規模。
空港には、現地ガイドさんが迎えに来てくださっていて、車でホテルまで送っていただきました。
迎えの車が日本のメーカーの車で、さらに前や隣を走る車がTOYOTA、NISSAN、MITSUBISHI、HONDA、MAZDA…といった見覚えのあるメーカーのものばかりなので、ガイドさんに尋ねてみたところ、「日本車が人気。あとドイツ車も多い。」とのことでした。
積雪でどこに車線があるのかわからない道路を走り続け、ようやくホテルに到着したのでした。(つづく)
(裏側からなので見えにくいのですが、ガードレールがサルやシカなどの動物をかたどったイルミネーションで飾られています。他の道路沿いの場所でもよく見かけました。)
続・来季のプログラムは?
来季のプログラムのうち、少なくとも1作品の振付がブノワ・リショー氏らしいことは先日お伝えしました。
既出のインタビュー記事によるとさらにカナダで振付予定ということでしたが、カナダといえば昨季までの振付師ローリー・ニコル氏、または「Bass Head」を振付したシェイ=リーン・ボーン氏のどちらかではないかと推測されますが、今のところまだ明らかになっていません。
さて、新プロの振付というと、この写真を思い出します。
https://www.instagram.com/p/qU7NLcu4yl/
2014年、ローリー・ニコル氏のもとで振付練習中のテンくんと小塚崇彦元選手。
コメントに、
The season hasn't even started but the choreography is already killing us... Oh wait... Look who is here. :-) #offseason #newprograms
とあるように、かなりハードな振付だったようです。
この時に振付されてたのが、あのシルクロードプロ(「『New Impossibilties』より」)と「イチ・オ・サロ」。
どちらも2人の技術と個性が生かされていて、それぞれの代表作といえる作品だと思います。
ということで、久しぶりに2015年四大陸選手権FPが見たくなりました。
来季のプログラムは?
オフシーズン中もマスタークラスの開催やアスタナ万博関連のイベントへの出席などで忙しそうなテンくん。
マスタークラスの時のインタビューで、近々振付のためにイタリアとカナダへ行くという話があったので、来季の競技用プロの振付なのか?振付師は誰なのか?と気になった方もいらっしゃったことでしょう。
そんな中、先週イタリアへ向かったテンくん。そして、フランス人振付師ブノワ・リショー氏のインスタストーリーにテンくんが登場。
実は、少し前からテンくんがインスタに写真や動画をUPするたびにリショー氏がまめに「いいね」しているのが気になっていました。あまり接点なさそうなイメージだったので。なので、リショー氏のインスタストーリーにテンくんが登場した時は「ついに来たか!」と興奮してしまいました。ってことで、来季プログラムのうちの1作品はリショー氏振付ではないかと思われます。
テンくんといえば、アメリカへ拠点変更後は殆どローリー・ニコル氏の振付で、ノーブルな雰囲気を生かしたプロが多いイメージでしたが、昨シーズンはニコライ・モロゾフ氏に変更。これまでの雰囲気とは違ったモロゾフ仕様のテンくんも新鮮ではあったのですが、テンくんの良さを生かせているかといえば賛否両論。SNSなどを見ると、特に古くからのファンの方が戸惑い気味で、来季のプロに若干不安を抱いているような印象を受けました。
そこへ予想外の若手振付師リショー氏の登場。
最近のインタビューでしばしば「新しい自分を見せたい」と言っているように、新たな自分を引き出してくれる振付師としてリショー氏を選んだのでしょう。さっそく、新しいプログラムの練習をしていると思われるテンくんの動画が公開されました。
www.instagram.comプログラムの一部なのでしょうが、テンくんならではの動きが盛りだくさんです。
そして、今週はリショー氏がカザフスタンへ行っていました。新たな振付なのか、他の選手の振付なのか、観光なのか、よくわかりませんが、テンくん行きつけのカフェにも行っていたようなのでテンくんとすっかり意気投合したものと思われます。
とりあえず、リショー氏による新たなテンくんの魅力が引き出されたプログラムに期待!
マスタークラス in アルマトイ
デニス・テンくんが講師としてカザフスタンの若いスケート選手を指導するマスタークラスが、5月17~19日の3日間アルマトイ・アリーナで開催されました。
参加したのはカザフスタン各地からやってきた若いスケーターたち。
https://www.instagram.com/p/BUQw57cBida/?taken-by=technodomkz
https://www.instagram.com/p/BUPQ88hDB82/?taken-by=denisten_official
また、17日夜にはテンくんのファンミーティングも行われました。直前告知のわりになかなかの盛況ぶり。
https://www.instagram.com/p/BUM7jP8jFQk/?taken-by=denisten_official
ちなみに、マスタークラスもファンミーティングも全てチャリティーで運営され、参加費無料!スポンサーはカザフスタンの大手家電量販店TECHNODOM。以前このブログでも紹介したCMの企業です。(見てない方はご覧ください↓)
https://www.instagram.com/p/BUJxqqzhg2A/?taken-by=technodomkz
18,19日は、何とあのアレクセイ・ヤグディン氏もゲスト講師として指導。
17日の生徒より年長のスケーターが参加したようで、JGPに出場していたと思われる選手の姿も見えました。
さらに、スケート以外にもダンスのレッスン、俳優のsanjar Madi氏、IT関係の専門家Arman Suleimenov氏といったテンくんと親交のある講師による講義なども行われました。
(ダンスのレッスンを受ける生徒たち)
( SANJAR MADI氏とヤグディン先生とテンくん)
(Arman Suleimenov氏による講義)
多彩な講師陣を迎えた今回のマスタークラスですが、若い選手たちがアスリートとしてのキャリアを終えた後の人生のことも考慮して、このようなバラエティーに富んだ構成にしたようです。また、将来的にはスケーターに総合的な教育を行うアカデミーを設立したいと考えている、とインタビューで語っています。
http://www.inform.kz/ru/denis-ten-podelilsya-svoim-videniem-v-podgotovke-yunyh-figuristov_a3027256
さて、全過程終了後にはちょっとしたパーティーが開かれたようです。
さらに、参加者にはスポンサーからのお土産もあったそうです。
このステッカーも配られたのでしょうか?
3日間の様子を振り返るテンくんのインスタ(写真・動画計10Pあります)↓
ヤグディン先生とテンくんのインタビュー動画↓
マスタークラスの動画↓
今回はテンくん自ら積極的に動画等を配信してくれましたが、参加者や講師の方々、スポンサー、その他関係者の皆さんがインスタ等でたくさん写真や動画を上げてくださいました。ありがとうございます!Спасибо!
デニス・テンくんの近況
オフシーズン、写真撮影や音楽制作への意欲あふれるテンくん。また、歌っている動画が公開されました。
度々の動画投稿に「スケートは??」と心配する声もあったのでしょうか、テンくん自らインスタグラムで近況を報告してくれました。(でも、なぜこの写真??)
それによると、現在サマーキャンプに参加中。そして、音楽制作は練習の合間に行っているということです。(スケート辞めて音楽に専念するわけでもないし、練習サボって音楽ばかりしてるわけじゃないから安心して、ってことですかね?)
ちなみに、歌を作るのは歌うことより簡単、歌詞は経験に基づくものではなく現実とは関係ない、とのことです。
また、写真の投稿とともに、インスタストーリーでも音楽制作の様子やトレーニングの様子をしばしばUPしてくれています。こちらの動画は24時間で消えてしまいますので、マメにチェックする必要がありますが。
サマーキャンプの場所はソチのようです。
ミュージシャン デニス・テン♪
写真撮影のほかに、デニス・テンくんの趣味といえば音楽。
お母さんが元バイオリン奏者で、テンくんも子どもの頃は音楽学校でピアノと合唱を学び、カザフスタン代表として少年合唱団の世界大会に出場して銀賞を受賞したというエピソードは割と有名です。
ソチ・オリンピック以降は、「将来はカザフのスケート振興に尽くしたい」とインタビュー等で語っていますが、以前は「引退後は音楽の道に進みたい」とも語っていたほど音楽への思いは強いようです。
そんなテンくんがインスタグラムで世界に向けて歌を披露したのは、昨年の韓国でのアイスショーATS(All That Skate)2日目が終わった夜でした。
そして、2作目も同じく韓国のホテルから。
この動画は歌声とともにテンくんの癒し系笑顔が印象的。
3作目はアンニュイな感じ。
4作目は以前このブログでも紹介していたのですが、現在削除されてしまっています。
そして、きれいな声でしっとりと歌う5作目。
5作目公開後すぐに、またまたカザフスタンのメディア各社がテンくんの新曲発表を取り上げていました。インスタグラムの内容が記事になるなんて、テンくんの動向はやはり注目されてるんですね。
【NEW TIMESより「デニス・テン 自作の歌を歌う」】※記事は、オリンピックメダリストのデニス・テンがインスタグラムで自作の歌を歌ったよ、という簡単な内容です。
さらに、6作目が公開されたのですが、すぐに削除されてしまいました。何か納得がいかなかったところがあったのでしょう。
写真撮影も歌も本格的に上手いテンくん。
そういえば、スケートも上手いんですよ!(知ってました?)
なんて言ってたら、インスタストーリーでまたまた新曲制作中の様子がUPされていました。
フォトグラファー デニス・テン📷
デニス・テンくんの趣味の一つは写真撮影📷
インスタグラムの「tenis_den」とは別に「d10world」というアカウント名で、テンくんが撮影した写真を公開しています。
オフシーズンに入り、久しぶりに更新されたので改めてご紹介します。
https://www.instagram.com/d10world/
この最新の6点を見て気づかれた方もいらっしゃると思いますが、「d10world」の方は写真が3点並んで表示されるインスタグラムの表示方法を利用して、基本的に3点セットで掲載されています。
また、過去に遡ると、お馴染みのスケーターの写真も多々掲載されています。
そして、先日現役引退を表明された村上佳菜子選手の写真も。
「d10world」撮影写真の中でも特にお気に入りの1枚です。
他にも有名スケーター、カザフスタンの有名人などの素敵な写真がたくさん掲載されていますので、ぜひご覧ください。
浅田真央選手引退についてのコメント
長らくフィギュアスケート界で活躍した浅田真央選手が引退を表明されました。
真央選手引退の報を受けて、多くのスケーターがコメントを発表していますが、デニス・テンくんもSNSにコメントを掲載しました。
https://twitter.com/Tenis_Den/status/851528187855163392
https://www.instagram.com/p/BSt9CtqltPk/
真央選手引退関連の報道番組やニュース記事に、テンくんのツイッターでのコメントがよく取り上げられていますが、その中から2つ紹介します。
【朝日新聞DIGITALより】
ソチ五輪男子銅メダルのデニス・テン(カザフスタン)は「競技生活はいつかは終わるけど、外には全く新しい世界が広がっている。真央、これからの人生の旅がすばらしいものになりますように」とエールを送った。
http://www.asahi.com/articles/ASK4C2PS0K4CUTQP008.html?ref=tw_asahi_tokyo
【テレビ朝日系「緊急スペシャル生放送『ありがとう!真央ちゃん!』」より】
デニス・テン選手「スポーツ人生はいつか終わる。でもフィギュアの外には全く新しい世界が広がっている。あなたの人生が素晴らしいものになりますように。」
真央選手とテンくんは、かつてロシアのCSKAで一緒に練習していた元リンクメイトで、THE ICEにテンくんがゲスト出演したり、カザフスタンのアイスショーに真央選手が出演したり、と仲の良いエピソードがたくさんあります。
現役引退は残念ですが、真央選手の今後の人生も素晴らしいものになりますように!
ちなみに、上の写真はカザフスタンのアイスショーの移動中に撮影された写真だと思われます。当時インスタに載せられたこの写真と同じアングルです。
4月はテレビでテンくんを見よう!
デニス・テンくんの2016-2017シーズンが終わりました。
「来シーズンが始まるまでテンくんの演技はお預けか…」なんて思っている方に朗報!今月はテレビにテンくんがよく登場します。
1. フィギュアスケート・レジェンドプログラム「デニス・テン(グランプリシリーズ2016フランス大会)」テレ朝チャンネル2
4月7日(金) 午前10:10-午前10:25
ついに、来ました!レジェンドプログラム「デニス・テン」!!
シーズン初戦なのにほぼノーミスで2位になったフランス大会の時の演技です。
特にフリーノーミスはこの大会のみなので、見逃していた方は要チェック!
2.国別対抗戦2015 テレ朝チャンネル2
4月15日(土) 12:00-15:00 エキシビション
2015年の国別対抗戦のエキシビションにテンくんが出演しています。
プログラムは「Mi Mancherai 」と「Money On My Mind」。
3.2017年世界選手権 J SPORTS
すでに地上波で放送された世界選手権ですが、やはり全種目・全選手放送されるJ SPORTSの放送がおすすめです。演技直後にCMが入ってリプレイがカットされるということもないのでストレスなく見ることができます。
4月6日 (木) 午後4:30~ ペア ショートプログラム
4月7日 (金) 午後7:00~ ペア ショートプログラム
4月10日 (月) 午後6:00~ アイスダンス ショートダンス
4月11日 (火) 午後6:00~ アイスダンス フリーダンス
4月12日 (水) 午後6:00~ 女子シングル ショートプログラム
4月13日 (木) 午後6:00~ 女子シングル フリースケーティング
4月14日 (金) 午後6:00~ 男子シングル ショートプログラム
4月15日 (土)午後6:00~ 男子シングルフリースケーティング
4月16日 (日) 午後0:00 ~ エキシビション
そして、まだ日時は決まっていないのですが、J SPORTSの企画「2017リクエストで決定!ISUフィギュアスケート選手権アーカイブ」で、テンくんが初めて世界選手権のメダルを獲得した2013年世界選手権の放送が決定しました!
しかも、リクエスト数第1位だったようです。2010年以降で日本人選手がメダルを獲得していない唯一の大会なので、第1位という結果は意外でした。
放送日は確定次第HPで発表されるそうです。
あの「アーティスト」をテレビで見るチャンスをお見逃しなく!