ユニバーシアード観戦記 その6 「男子フリープログラム(2)」
(まだ続くユニバーシアード回顧録。前回↓)
ユニバーシアード観戦記 その5 「男子フリープログラム(1)」 - デニス・テン応援ブログ
さて、男子フリー、最後に登場したテンくん。6分間練習の時から、観客はすでに優勝への期待からショートの時以上に盛り上がっていました。
【6分間練習ですでに盛り上がっている場内】
ショートの点差があるとはいえ、直前の田中選手の演技内容が良く高得点だったため、プレッシャーはかなり大きかったでしょう。
【コーチとトレーナーに見守られながらリンクへ出ていくテンくん】
スタート位置についても収まらない声援にも動じることなく、いつものクールな表情で演技を始めました。
最初の4T着氷時に手をついてしまい、次の3Sは4Sにするか迷いながら安全策を取ったように見えました。次の3A予定が1Aになった時は、楽観的な地元観客も少々動揺しているのを感じました。
が、ここからのテンくんは強かった。後半は3Aで着氷が危なかった以外は大きなミスはなく、3Lz-1Lo-3Sを綺麗に決めたあたりで「これは大丈夫!」という雰囲気に。その後も3Lzと3Loを余裕で決め、最後まで集中力を欠くことなく演じ切りました。
完璧ではないものの迫力ある演技に観客は大興奮。テンくんも地元観客の前でまずまずの演技ができて感極まった表情。そして、モニターに1位と表示されると観客は大喜び。テンくんはいつものようにクールな笑顔で観客の声援に応えていました。
www.youtube.comちなみに、場内の大きなモニター画面でリプレイ再生中、モロゾフ氏がすごい形相で叫んでいる様子がアップになったときは、場内爆笑。点数が表示されるまでの緊張した雰囲気が一気に和らぎました。このシーンです。↓
【最終順位】
さて、表彰式。
軍隊の方々が行進しながら国旗を持って登場。
スタッフから表彰式の段取りの説明を受けているテンくんの後ろ姿を激写📷
何かに気づきスタッフに指摘しているテンくん。右隣はこの大会のスタッフとして大活躍していたカザフスケート連盟のユーリ・グスコフ氏。
緊張した表情の表彰台の3人とプレゼンターのカザフ美女たち。民族衣装が素敵。
表彰式のあと、リンク出入り口付近の観客は3選手にサインを求めたり写真を撮ったり。表彰式の様子を見に来ていた日野選手まで地元観客からサインを求められてました。
控室に向かう通路が見える席だったのですが、リンクから上がってもボランティアスタッフやフラワーガール?たちにサインをしたり、一緒に写真を撮ってあげたり、とサービス精神旺盛なメダリスト3人でした。
エネルギッシュで好奇心旺盛なカザフの観客たちと一緒にテンくんを応援するという貴重な機会にあずかれたことに改めて感謝。