デニス・テン応援ブログ

カザフスタンの英雄 Denis Ten 絶賛応援中!!!

1年前は…"Denis Ten and Friends 2018"

今日は6月9日、"Denis Ten and Friends 2018"からちょうど1年が経ちました。

1年前の今頃はショーの最中。

テンくんのお母さまが日本からのツアー客のために用意して下さったという最前列の席での鑑賞、最高の思い出です。

-----------------------------------

会場のアリーナに入ってすぐ、スタッフジャージを着たAlmasさん(テンくんの友人)とすれ違い、「ここ、本当にカザフスタンなんだ…」と妙な感慨にふけったこと…

座席に向かう途中、テンくんのご家族が立っていらっしゃる前を通る形になり、「お兄さんとこんな至近距離でお会いするなんて…」と緊張しながら歩いたこと…
予定時間を過ぎても始まらず「カザフだから、まぁ(笑)…」なんて言いながらスクリーンを眺めつつドキドキしながら開演を待ったこと(約30分遅れで開演)…

オープニングのグレイテストショーマンはスケーターの皆さんそれぞれ素敵だなーと思いながら見ていたら、あっという間に終わってしまったこと…

音響トラブルにもかかわらず、最後まで落ち着いた演技をしたラジオノワ選手のプロフェッショナルさに感動したこと…

1回きりの公演のために遠い国からカザフスタンに集まった一流スケーターたちの、全力で丁寧な演技を心に焼き付けようとしっかり見たこと…

オリンピックのフリーで披露するはずだった"SOS"を母国の観客の前で披露するテンくんの姿に、写真を撮るのも忘れて見入ってしまったこと…

恒例の民族衣装を身に着けたフィナーレの和やかな雰囲気、無事にショーを終えホッとするテンくんと労いあうスケーターたちの楽しそうな雰囲気…

織田信成さんとハン・ヤン選手が意気投合して謎の踊りを繰り広げていたこと…

終演後、もみくちゃになりながらもテンくんに会えたこと…

スタッフTシャツとともにお土産としていただいたパンフレットの織田信成さんのページのインパクトの強さに笑ったこと…

ショーの後に「YAKITORIYA」という謎のネーミングの店で食事をしながらショーの感想などを語り合ったこと…

----------------------

全てがまるで昨日のことのように思い出されます。

f:id:dimple_dimple:20190609222849j:plain

f:id:dimple_dimple:20190609223152j:plain

f:id:dimple_dimple:20190609222957j:plain

f:id:dimple_dimple:20190609223313j:plain

f:id:dimple_dimple:20190609223237j:plain

f:id:dimple_dimple:20190609223646j:plain

f:id:dimple_dimple:20190609223837j:plain

f:id:dimple_dimple:20190609223934j:plain

f:id:dimple_dimple:20190609224034j:plain

f:id:dimple_dimple:20190609222642j:plain

f:id:dimple_dimple:20190609225245j:plain

f:id:dimple_dimple:20190609225331j:plain

f:id:dimple_dimple:20190609225526j:plain

f:id:dimple_dimple:20190609225918j:plain

本日のおすすめプログラム

6月に入り、そろそろ梅雨も始まりそう。

天気もスッキリしませんが、心もずっとモヤモヤ、というか最近ますます何もやる気が起きません。

ってことで、気分を上げるために、本日は当ブログ筆者の一押しプログラムをご紹介します。(強引に押し付け😅)

といっても、これまでも何度もご紹介してますが、いいものは何度でも紹介しちゃいます。

2013年国別対抗戦のエキシビションで披露した「雨に唄えば」。


その少し前の世界選手権のエキシビションでも披露していますが、国別対抗戦の時の方が照明やカメラワークがいいので、より気に入っています。

大道具も小道具もありませんが、音楽とテンくんの身体の動きだけでストーリーが見えてくるようで、まるでミュージカル作品のよう。

テンくんの軽やかなステップや身のこなしを見ていると、自分もスケートやってみようかな、意外と簡単かも、と一瞬錯覚してしまいそうになります。テンくんのスケートはスケート靴の重さを感じさせないんですよね。不思議。

気分が晴れない時にはテンくんの爽やかな演技動画がおすすめです。

f:id:dimple_dimple:20190602212518p:plain

BurritoGo

“BurritoGo

インスタグラムを利用しない方はあまりご存じないかもしれませんが、デニス・テンくんが昨年の今頃毎日のように出入りし、プロデュースにもかかわっていたアルマトイファストフード店です。

そのBurritoGoが昨日閉店しました。

BurritoGoは、新鮮な食材を使い栄養価に優れたブリトーの提供とともに、雇用の創出もコンセプトとして掲げていました。

オープン前に従業員を募集していた時には一瞬応募しようかと思いました(一瞬ね)。

黄色系で統一されたシンプルな内装、従業員が効率よく作業できるよう整然と配置された作業カウンター、顧客によるSNSでの宣伝を狙ったと思われる写真を撮るスペースなど、新しい試みが随所に見られる興味深い店でした。

完成したブリトーをアルミホイルで包んだ後、油性ペンで名前を書いて手渡していましたが、あれはきっとスターバックス好きのテンくんのアイディアでしょうね。

BurritoGoのインスタグラムアカウントには、たくさんの写真やストーリーが投稿されていたのですが、先ほど見たところ最後の投稿だった“CLOSE”のお知らせ以外全て削除されてしまいました。トップページに保存されていたストーリーの中にはテンくんが映っている動画もありましたが、それも削除されてしまいました…。

 

BurritoGoのプロジェクトがいつから始まっていたのか、正確にはわかりません。

が、2017年夏ごろ、テンくんがインスタグラムで飲食店関係のアカウントを次々にフォローし始めたことはちょっと気になっていました。といっても、当時は「テンくんお腹空いてるんだろうか?」なんて思ってましたが。

そして平昌オリンピック後、しばらくテンくんがSNSを更新しなかった時期のこと。

あまりに情報がないので、テンくんの情報をインスタグラムの機能をフルに使ってストーカーのように探していたある日、BurritoGo1号店(こちらはファストフード店ではなくメキシコ料理のカフェ)で地元の友達らしき人たちと飲食しながらのミーティングをしているテンくんの姿を発見。ミーティングに同席した方のアカウントからの発信だったようですが、そのストーリーはすぐに削除されました。

あのミーティングは一体何だったんだろう、とずっと引っかかっていました。

ちなみにそのストーリーを発信していたのはErgaliくん。その日以来、テンくんとErgaliくんは互いのインスタ投稿にマメに「いいね」をしたりコメントしたり。

ますます気になるあの日のミーティング…。

なんて思っていたらBurritoGo(2号店)オープンのお知らせを発見。

そして、テンくんはそこに毎日のように通い、店内で撮影したストーリーをたくさん投稿し始めたのでした。

あー、あのミーティングはこの店の計画を立ててたのか!と、ようやくスッキリ。

f:id:dimple_dimple:20190527211337p:plain

BurritoGo Kazakhstanにて

 

写真は Ergaliくんのインスタより拝借。左から3人目が Ergaliくん。

https://www.instagram.com/p/Bkj2pDBn303/

テンくんは多忙な中、連日この店に通って店内の様子を撮影したり、スタッフとプロモーションについて話し合ったり、友人(著名人)を連れてきたり、時には店内で勉強したり…。

スケートはいつ練習してるんだろうか?と心配になったりもしましたが、BurritoGoにいるテンくんはいつも楽しそうでした。

そんなテンくんにとって思い入れのあるBurritoGoが閉店。

最近BurritoGoに行った方たちが、店内はお客さんが少なく、システムなども変わってしまっていて、存続危ないかも、という情報を発していたので覚悟はしていましたが、やはりショックです。

そういえば、今年3月頃にメインシェフが変わり、当初のスタッフがBurritoGoから離れてしまっているような雰囲気は感じていました。

どんな事情があったのかはわかりませんが、BurritoGoがあったおかげでたくさんのテンくんの笑顔を見ることができました。テンくんにとって、とても居心地のいい空間だったのでしょう。

BurritoGoの設立・運営に関わった皆さま、本当にありがとうございました。

テンくんとピアノ曲

先日、ショッピング中、店内にショパンの「別れの曲(練習曲作品10-3)」が流れているのを聴き、以前アレクセイ・クラスノジョン選手がこの曲を使っていたことを思い出し、その頃ぼんやりと考えていたことをふと思い出しました。

…テンくんがいつか今季で引退と決めたとき、プログラムにはどんな曲を選ぶだろうか?テンくんのことだから「別れの曲」なんて選曲はしないだろう。でも、あえて「別れの曲」のようなわかりやすい曲だったら?…毎試合涙が止まらなくてまともに演技見られないだろうな(でも見てみたい)…

なんて。

(ちなみに、「別れの曲」として知られる「練習曲作品10-3」は、西欧においては「Tristesse」(悲しみ)の愛称で知られるが、英語圏では「Farewell」「L'Adieu」(別れ、別離)と呼ばれることもあるそうです。Wikipediaより)

そういえば、意外なことにテンくんはピアノ曲のプログラムがとても少ないような。

2015年デニス・テン&フレンズでのアルマトイ市長によるピアノ演奏のプログラム、Ice Legends2014でのコラボ作品、それからピアノ協奏曲など、ピアノを使用した音楽の作品が全くないわけではないのですが…。

2015-2016年のSP用としてステファン・ランビエール氏が振付けた作品がショパンピアノ曲という情報もありましたが、お蔵入り。そのシーズンのSPはローリー・ニコル氏振付の「ミサ・タンゴ」でした。

ランビエール氏の振付作品も見てみたかった。

テンくんの繊細なのに力強い動きや透明感ある雰囲気とピアノの音ってとても相性がいいと思いません?

ってことで、久しぶりにテンくんのシニアワールドデビュー時の動画が見たくなりました。

【2009年 世界選手権FP ラフマニノフ作曲「ピアノ協奏曲第2番」】

f:id:dimple_dimple:20190512222147p:plain

15歳のテンくんは果てしなく可愛い。

力を出し切った演技に観客総立ち。人前で涙を見せないテンくんですが、この時はちょっと泣きそう…でも泣かない。

何度見ても感動的な名演技ですね。

--------------------------------------

話は変わりますが…

GW中にカザフスタン渡航されたテンくんファンの方から、ミニデニスのグッズを送っていただきました。現地へ足を運べないファンの分も財団へ寄付をして下さり、グッズを持ち帰り、そして送ってくださったことに感謝。ありがとうございます。

f:id:dimple_dimple:20190512223803j:plain



デニス・テンと国別対抗戦

2019年国別対抗戦が終わりました。

デニス・テンと国別対抗戦」というタイトルを見て、「カザフスタンは国別対抗戦に参加したことないのでは?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、テンくんは2013年、2015年にエキシビションのゲストとして出演していました。

そのうち2015年は現地で見る機会に恵まれました。

演目は、「Mi Mancherai」 と「Money On My Mind」。

後ろの方の席だったのですが、テンくんの出番の前ふと下を見ると歩きながら「Mi Mancherai」の振付の確認をしているテンくんの姿が見えました。

軽く上半身を動かしているだけだったのですが、その動きはまるで本番前に舞台袖で出番待ちをしているダンサー。照明の当たらない暗い場所なのに、その隙のない雰囲気にちょっと圧倒されてしまいました。

そして遠くから見ても動きがきれい。宮本賢二さんが「ただ手をパッと出すだけでも、なんかすごくかっこいいんですよ。」とVOGUEのインタビュー記事でおっしゃっていた、まさにそれ。

(ちなみに記事はこちら↓)

VOGUEエディターの「あの人に会いたい!」宮本賢二 編。(7)|ライフスタイル(カルチャー・旅行・インテリア)|VOGUE JAPAN

と、演技を見る前に「来て良かった。貴重なものを見た。」と満足してしまったのですが、演技ももちろん素晴らしかったです。では今回は「Mi Mancherai」の動画をご紹介。

【2015国別対抗戦 EX Mi Mancherai

アクセルの失敗はご愛敬😅(テンくんは日本の氷と若干相性がよろしくない傾向が…。)

全身を大きく使いながらのステップはいかにもデニス・テン

でもこのプログラムでは音楽に合わせたスピンが特に印象的。

テンくんのスピンはポジションの美しさや音楽に合わせた回転スピードなどが特長ですが、個人的には回転スピードを落として止まるところまでの一連の動きの美しさがデニス・テンらしいと思います。このプログラムでは、それがとても効果的に使われています。

最後のポケットからハンカチを取り出して落として去っていくまでの流れ、演技派デニス・テンにも注目。

f:id:dimple_dimple:20190414225330p:plain

現地で見た大型スクリーンに映るテンくんの笑顔、大歓声に応えて手を振って去っていく姿、今でも鮮明に覚えています。

“D10World” 世界選手権2019

3月20日~24日、さいたまスーパーアリーナで世界選手権が行われました。

実は世界選手権に行くのは今回が初めて。

世界選手権の開催される年度末に海外遠征のための休暇を取る勇気がなくこれまで見送ってきましたが、今年は日本開催ということで、22日(リズムダンス&女子フリー)のチケットを入手。

チケットを手に入れたものの、テンくんの出ない試合を見に行くということに何となく抵抗があり、行くかどうか迷っていました。

そんなときに、世界選手権期間中にデニス・テンくんの写真展が開催される、という情報を目にしました。具体的な内容は記載されていなかったものの、とりあえず行くことを決意したのでした。

そして、世界選手権が始まる頃、写真展“D10World”についての情報も公表されました。

―会場はアリーナ内でチケットが必須、と。(チケット取っておいて良かった!)

―テンくんのご両親や友人の方もいらっしゃる、と。(それは絶対に行かなければ!)

―寄付額に応じてミニデニスのグッズがいただける、と。(欲しい!)

----------------------------------------

そして、当日。

すでに世界選手権3日目であり、前日までの“D10World”の様子はSNSで把握していました。来客数も多く、ミニデニスのグッズもほぼ完売と。

やっぱり、初日のチケットを入手しておくべきだったなと少し後悔しながらも、とりあえず残っているかもしれないグッズに期待して開場待ちの列に並びました。

そして、開場。まず“D10World”の展示会場に向かいました。

f:id:dimple_dimple:20190326205610j:plain

開場したばかりで人が少なかったので、まず展示の様子を撮影。 f:id:dimple_dimple:20190326210307j:plain

テンくんと親しかったスケーターとの自撮り2ショット写真。ステファン・ランビエールさん、浅田真央さん、高橋大輔選手と。

f:id:dimple_dimple:20190407210200j:plainf:id:dimple_dimple:20190407210314j:plain

f:id:dimple_dimple:20190407210425j:plain

テンくん自ら撮影したスケーターたちの写真。荒川静香さんや高橋大輔選手の柔らかい表情やブライアン・ジュベールさんのシリアスな表情、光をうまく取り入れたマイア・シブタニ選手の写真など、印象的な写真ばかり。

f:id:dimple_dimple:20190407213831j:plain

レコーディングや動画撮影の様子も。

f:id:dimple_dimple:20190407215601j:plain

そして、デニス・テン&フレンズの写真も。

f:id:dimple_dimple:20190407211435j:plain

ちなみに、↓こちらの上側の写真(グレイテストショーマンの写真)は自分が撮影したものでした。ド素人の写真をこんな素敵な展示会に展示していただくなんて…。恐縮しつつ、ありがたく光栄に思うことにしました。

f:id:dimple_dimple:20190407212055j:plain

そのほか、動画が見られるコーナーもありました。動画の内容はテンくんの友人たちのインスタストーリーで公開されたもの。
一通り見終わったところで、テンくんのご両親がいらっしゃるのが見えたので、お母さまにお声をかけさせていただき、持参したフォトブック(試合やショーで撮影した写真を前日に急遽プリントしてまとめただけの簡素なものですが)と来日してくださったお礼の品をお渡しすることができました。

テンくんのお母さまに写真の説明をしている時、ふと見ると目の前にタチアナ・フレイドさんが!というわけで、タチアナさんにまで拙い写真を見ていただいてしまいました。

そして、ミニデニスのグッズ。残念ながらほとんど残っておらず、とりあえず詩集セットを確保。少し残っていたキーホルダー類はあっという間に売り切れてしまいました。

展示会場も賑わってきたので、一旦“D10World”会場から撤退。

その後も休憩時間のたびに“D10World”の様子を何度も見に行きましたが、いつもたくさんの人で賑わっていました。 

-----------------------------------------

さて、試合については、印象に残った選手など色々語りたいところはあるのですが今回は割愛。

今シーズンは試合にもショーにも全く出かけておらず、現地でスケートを見るのはカザフでのショー以来。

リズムダンスの1組目の演技が始まる瞬間、現地で何度も感じたテンくんの演技が始まる前の緊張感を思い出し、思わず涙が出てしまいました。

さいたまスーパーアリーナで滑るテンくんが見たかった…。

-----------------------------------------

今回の世界選手権で特筆すべきはカザフスタンエリザベート・トゥルシンバエワ選手の活躍でしょう。カザフスタン女子選手としては初の銀メダルを獲得。

今季のトゥルシンバエワ選手は拠点変更などの影響もあるのでしょうが、これまでとは気迫が違うというか、身体は小さいながらも一回り大きくなったような印象を受けます。銀メダルおめでとうございます!

最後に、日本開催の世界選手権で素晴らしい演技を披露した全ての選手、関係者の皆様、そして“D10World”の企画・運営に携わった全ての方々に感謝します。

-----------------------------------------

ちなみに、“D10World”で詩集セットをゲットしたつもりだったのですが、箱を開けると詩集はなく、木箱のみでした…。確かに事前に把握していた値段の半額だったんですよね。値下げしたのかと思っていましたが、中身がないから半額だったのですね…。いや、木箱も素敵なのでいいんですけど、やっぱり詩集が欲しい…。Tシャツやマグネットなども欲しい…。とりあえず、今はいつか手に入る日を夢見ておくことにします😅

デニス・テンとユニバーシアード

2019年冬季ユニバーシアード フィギュアスケート競技が終わりました。

ユニバーシアードといえば思い出されるのは2年前、デニス・テンくんの出身地カザフスタンアルマトイで開催された大会。

テンくんは早くから地元アルマトイでのユニバーシアードへ出場したい旨を明らかにしていました。そして、その下見も兼ねて、と2013年トレンティーノ(イタリア)での大会にエントリーしていました。

怪我明けながら、メラーノ杯、アイスチャレンジと2週連続出場し調子を上げていたのでユニバーシアードでも優勝が期待されていましたが、何と本番当日の練習の際に怪我&靴が壊れてしまい棄権。

第1グループの第1滑走なのに現れず、第2滑走の選手の演技から始まったため、「テンくんは??」と必死で情報収集したことを懐かしく思い出します。

 -------------------------------

それから3年数か月後のアルマトイでの大会。

幸いにも現地で観戦することができました。

新しく立派なアリーナは超満席。小さな子どもから高齢の方まで、おそらく初めて見るであろうフィギュアスケートの国際大会を楽しみにしているのが、試合開始前から伝わってきました。

あまりフィギュアスケートを見慣れていない観客にとっては全てが新鮮だったのでしょう、ダブルジャンプでも盛大な拍手、レベルが取れてなさそうなスピンでも大歓声、ジャンプの抜けや転倒が続くと励ますように温かい声援や拍手…といった具合にとても温かい…というか熱い会場でした。

また、会場ではボランティアスタッフにより応援グッズが無料で配られていました。カザフスタンの国旗やスティックバルーンとともに、「10」や「9」と書かれた謎の札…。

「10」の札を見て、「デニス・テンのテン(10)かな?」なんて言っていましたが、「9」の札を持つ人もいたので謎は深まるばかり。「PCS9点以上出して!」というメッセージかな、なんて話をしたのも懐かしい思い出です。(結局何だったんだろう?)

さて、テンくんの演技について。明らかに本調子ではないながらも、ショートはノーミスで1位。フリーは前半ちょっと危なっかしかったですが、後半上手くまとめて何とか1位、金メダルを獲得しました。 

f:id:dimple_dimple:20190310203357j:plain

2017ユニバーシアード表彰式(田中刑事選手、アレクサンデル・マヨロフ選手と)

f:id:dimple_dimple:20190310203654j:plain

2017ユニバーシアード表彰式直後

動画を見ていただければわかると思いますが、会場の盛り上がり具合が半端じゃないです。

3Aが1Aになった時はあの熱い会場も一瞬凍りましたけどね。

採点待ちの間に会場の大きなモニターでリプレイが流れ、前のめりで吠えるモロゾフコーチの姿がアップで映し出された時の観客の反応も面白かったなぁ。 

f:id:dimple_dimple:20190310203813p:plain

それから試合外で思い出深いのはエキシビションの練習でのこと。

練習会場に到着したエレーナ・ラジオノワ選手は、何かトラブルでもあったのか、ややご機嫌よろしくない雰囲気。それを察したテンくんから近づいたのか、ラジオノワ選手から近づいたのかは忘れましたが、2人で並んでゆっくり滑りながら話し始めました。

2人は他の選手の練習の邪魔にならないよう配慮しながら、かなり長い時間話し込んでいました。そして、ひとしきり話が終わるとラジオノワ選手はスッキリした表情になり、練習を始めました。

その様子を遠くから観察し「テンくんって聞き上手なんだな」と感心したのでした。

f:id:dimple_dimple:20190310213854j:plain

2017ユニバーシアード エキシビション・リハーサル

そして、アブザル・ラキムガリエフ選手のエキシビション演技が見られたのも最高の思い出の1つ。生で見たアブザル選手の心のこもった演技は忘れられません。

-------------------------------

あれから2年。

今年のユニバーシアードではカザフスタン代表のエリザベート・トゥルシンバエワ選手が女子シングルで2位と大健闘。

アルマトイ大会につづき2度目の出場となったアイザ・マンベコワ選手とアルトゥール・パニヒン選手はそれぞれ17位と15位。

前回に比べると出場人数が少ないとはいえ、パニヒン選手は前回の28位(フリーに進めず)から大幅に順位を上げました。昨シーズンからほとんど国際大会にも出ていなかったのに3A入れるようになっていてビックリ。

テンくんがカザフスタンに蒔いたフィギュアスケートの種が確実に育ってきてますね🌱

町田樹さんの語るデニス・テン「ザ・シルクロード」

年末といえば第九(交響曲第9番)、第九といえば町田樹さん…ということで、本日は12月19日に発売された「KISS & CRY SPECIAL BOOK 町田樹の地平」(東京ニュース通信社)に掲載されたコラム「解き放たれる身体 —— デニス・テン《ザ・シルクロード 》」について語ろうと思います。

このコラムは町田さん自身の執筆によるもので、ざっくりわけると前半はテンくんの経歴の紹介、後半は2014-2015年シーズンのシルクロードプロについての論評から成っています。

町田さんによると、デニス・テンの最大の魅力は「『慈愛に満ちた情熱』と『気品溢れる佇まい』が併存する格調高いスケーティング」であるとのこと。

なるほど、身体を大きく使い情熱的に動きながらも雑だったり大袈裟すぎたりせず、また、どんなプログラムでも上品にまとめながらも上品一辺倒ではないデニス・テンの個性をうまく表現したフレーズだと思います。

町田さんは、テンくんより3歳(日本の学年だと4学年)年上ですが、世界ジュニア選手権に初めて出場したのが2人とも2007年、グランプリシリーズ初出場がテンくんは2009年、町田さんは2010年であり実質的に同世代。ライバルでありながら、同じリンクで練習していた時期もあり親しい間柄であったと思われます。

また、今回のコラムの論評対象であるシルクロードプロが演じられた2014-2015年シーズンは町田さんにとってはラストシーズンでした。そのラストシーズンのグランプリシリーズはテンくんと2戦とも重なっており、特にフランス杯ではともに表彰台(テンくんにとっては初めてのGP表彰台)にも乗ったこともあり町田さんは練習・本番を通してこのプロを見る機会も多かったでしょう。

でも、そういった私情を挟むことなくあくまで客観的にこのプログラムを分析していて、とても興味深い内容となっています。

個人的には「第二部(略)クロワゼの角度で構成されたランジ姿勢から、イーグルを経て、エカルテの角度で天を仰ぎ見るまでの一連の動作がノーブルで美しい」という部分を読んで、町田さんわかってるなー!と思いました。

実はこのプログラムの中でここが一番好きなんです。デニス・テンらしいというか。

f:id:dimple_dimple:20181231224700p:plain

(ちなみにこの「天を仰ぎ見る」ポーズは初戦のスケートアメリカの時はエカルテではありませんでした。)

町田さんによると、シルクロードプロは「テンの技術と知的感性が、ニコルの振付とシルクロードアンサンブルの音楽によって最大限引き出された傑作」とのこと。

このプログラムをまだ見たことがない方はぜひ一度テンくんの演技をご覧ください。そして、「解き放たれる身体 —— デニス・テン《ザ・シルクロード 》」を読んだうえで再度見ると、新たな発見が生まれるでしょう。

ついでに、同誌の町田樹Special Interview「フィギュアスケートとバレエの対話」を読むと、デニス・テンの演技がなぜ「美しい」「表現力がある」と形容されるのかがわかります。

スケーター デニス・テン、そして人間 デニス・テンへの愛情と敬意がたくさん込められたコラムを執筆して下さった町田さん、そして掲載して下さった「KISS & CRY」関係者様、本当にありがとうございます。

f:id:dimple_dimple:20181231213323p:plain

デニス・テンとグランプリファイナル

デニス・テンくんといえばシーズン前半はいまいち調子が上がらず、グランプリファイナルとも縁がなかったのですが、今年はテンくんの振付作品がファイナルで披露されましたね。セルゲイ・ヴォロノフ選手の想いが伝わる演技には毎回心打たれます。ヴォロノフ選手、本当にありがとうございます。

さて、ファイナルに出場経験のないテンくんですが、ジュニアの時にはファイナルに出場しています。2008年、15歳の時です。

当時はジュニアの試合はライブストリーミングがなかったのか動画が少ないのですが、現地で直接撮影されたらしい方の貴重な動画がありました。

ショートはフラメンコ(レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラードより)、フリーはラフマニノフピアノ協奏曲第2番」。


ショートは7位、フリーは3位、総合5位。

身体を大きく使った情熱的な演技と端正なスケーティングで、顔がはっきり見えなくてもテンくんだとわかります。おそらくほとんどの観客がテンくんの演技を見るのは初めてだったと思われますが、演技後の歓声、投げ込まれるプレゼントの多さからすると、観客の心を掴む演技だったのでしょう。

------------------------------------------------

テンくんが出場したGPSを振り返るシリーズ、同じ年のものが極力重ならないようにセレクトしたつもりです。この作業を通じて、そういうセレクトができるほどテンくんはたくさん試合に出ていたこと、そして、成績はともなわなくても毎回全力で試合に臨んでいたことを再認識しました。

たくさんの素敵な演技をありがとう。

デニス・テンとフランス杯

グランプリシリーズを振り返るシリーズ、今回はデニス・テンくんが2014年から4年連続で出場したフランス杯。(正確には、2014、2015年はエリック・ボンパール杯、2016年はフランス杯、2017年はフランス国際、と若干名称が変わっていますが、とりあえずここでは汎用的なフランス杯という名称を使用します。)

テンくんとはとても相性のいい大会で、2014年には3位、2016年には2位になっています。

2015年には大会開催中にパリでテロ事件が起こり、フリーとエキシビションが中止になる、ということもありました。その時に、誰よりも早く―大会関係者や現地に行っていたメディアよりも早く、大会中止をTwitterで皆に知らせたのはテンくんでした。また、事件の一報を聞いてすぐにフランス国内にいるカザフスタン人に向けて大使館の連絡先をTwitterで知らせていました。自分自身も不安だったはずなのに。

さて、今回はいつも以上にどの年のものを紹介するかとても悩みました。で、1つに絞れないので今回は2014年と2016年の時のものをご紹介します。

まずは、2016年。ショートは「ロミオとジュリエット」、フリーは「トスカ」。振付はニコライ・モロゾフ氏。 

f:id:dimple_dimple:20181124222508p:plain

f:id:dimple_dimple:20181124231530p:plain

振付もですがコーチもモロゾフ氏になっているのが驚きでした。が、これを見て自分は、テンくんは平昌以降も現役を続ける意思があるんだな、と確信したのでした。

ショートは3Aのあとの怒涛のステップが見どころですが、個人的には音楽に合わせたジャンプのタイミング、特に3Lz-3Tが絶妙で、密かに一番の見どころだと思っています。フリーも手堅くまとめ、総合2位! 

表彰式にはブライアン・ジュベールさんがプレゼンターとして登場したこともあり、3人ともとても楽しそう。 

エキシビションはご存知エミネム。 

つづいて、2014年。ショートは「カルーソ」 、フリーは当ブログで何度も紹介しているシルクロードプロです。振付はローリー・ニコル氏。

 
f:id:dimple_dimple:20181124021310p:plain

f:id:dimple_dimple:20181124021342p:plain

f:id:dimple_dimple:20181124022956p:plain

ショートはノーミスでPB更新。グランプリシリーズでショート1位はテンくん史上初。

演技も最高ですが、お揃いの衣装を着たテッドに喜ぶ姿がとても可愛いのでキスクラでの様子にも注目。

フリーは冒頭でGOEプラス2の4T-3Tを決めたものの、あとは崩れてしまい、結果総合3位。とはいえ、初めてのグランプリシリーズでのメダル獲得。

ところで、今さら気づいたんですけど、フリーの時のキャロルコーチのネクタイはテンくんの衣装に合わせたかのような模様ですね。キャロルコーチはよく生徒の衣装に合わせたコーディネイトされてましたから、多分これも合わせたんでしょう。生徒へのさりげない優しさがいいですね。

そして、表彰式。

f:id:dimple_dimple:20181124020752p:plain

コフトゥン選手がデジタル国旗掲揚を見て苦笑い。町田樹さんもテンくんも笑うのを我慢しているような表情なのが面白い。青色で統一されたバナーのリンクに青系の衣装の3人が並んだ表彰式でした。 

エキシビションはジョシュ・グローバン「Mi Mancherai」、振付はステファン・ランビエール氏。

何というか、もうこれは美しいの一言ですね。美しいけど力強い。
デニス・テンの演技はやっぱりどれも最高。