デニス・テン応援ブログ

カザフスタンの英雄 Denis Ten 絶賛応援中!!!

デニス・テンと国別対抗戦

2019年国別対抗戦が終わりました。

デニス・テンと国別対抗戦」というタイトルを見て、「カザフスタンは国別対抗戦に参加したことないのでは?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、テンくんは2013年、2015年にエキシビションのゲストとして出演していました。

そのうち2015年は現地で見る機会に恵まれました。

演目は、「Mi Mancherai」 と「Money On My Mind」。

後ろの方の席だったのですが、テンくんの出番の前ふと下を見ると歩きながら「Mi Mancherai」の振付の確認をしているテンくんの姿が見えました。

軽く上半身を動かしているだけだったのですが、その動きはまるで本番前に舞台袖で出番待ちをしているダンサー。照明の当たらない暗い場所なのに、その隙のない雰囲気にちょっと圧倒されてしまいました。

そして遠くから見ても動きがきれい。宮本賢二さんが「ただ手をパッと出すだけでも、なんかすごくかっこいいんですよ。」とVOGUEのインタビュー記事でおっしゃっていた、まさにそれ。

(ちなみに記事はこちら↓)

VOGUEエディターの「あの人に会いたい!」宮本賢二 編。(7)|ライフスタイル(カルチャー・旅行・インテリア)|VOGUE JAPAN

と、演技を見る前に「来て良かった。貴重なものを見た。」と満足してしまったのですが、演技ももちろん素晴らしかったです。では今回は「Mi Mancherai」の動画をご紹介。

【2015国別対抗戦 EX Mi Mancherai

アクセルの失敗はご愛敬😅(テンくんは日本の氷と若干相性がよろしくない傾向が…。)

全身を大きく使いながらのステップはいかにもデニス・テン

でもこのプログラムでは音楽に合わせたスピンが特に印象的。

テンくんのスピンはポジションの美しさや音楽に合わせた回転スピードなどが特長ですが、個人的には回転スピードを落として止まるところまでの一連の動きの美しさがデニス・テンらしいと思います。このプログラムでは、それがとても効果的に使われています。

最後のポケットからハンカチを取り出して落として去っていくまでの流れ、演技派デニス・テンにも注目。

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現地で見た大型スクリーンに映るテンくんの笑顔、大歓声に応えて手を振って去っていく姿、今でも鮮明に覚えています。

“D10World” 世界選手権2019

3月20日~24日、さいたまスーパーアリーナで世界選手権が行われました。

実は世界選手権に行くのは今回が初めて。

世界選手権の開催される年度末に海外遠征のための休暇を取る勇気がなくこれまで見送ってきましたが、今年は日本開催ということで、22日(リズムダンス&女子フリー)のチケットを入手。

チケットを手に入れたものの、テンくんの出ない試合を見に行くということに何となく抵抗があり、行くかどうか迷っていました。

そんなときに、世界選手権期間中にデニス・テンくんの写真展が開催される、という情報を目にしました。具体的な内容は記載されていなかったものの、とりあえず行くことを決意したのでした。

そして、世界選手権が始まる頃、写真展“D10World”についての情報も公表されました。

―会場はアリーナ内でチケットが必須、と。(チケット取っておいて良かった!)

―テンくんのご両親や友人の方もいらっしゃる、と。(それは絶対に行かなければ!)

―寄付額に応じてミニデニスのグッズがいただける、と。(欲しい!)

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そして、当日。

すでに世界選手権3日目であり、前日までの“D10World”の様子はSNSで把握していました。来客数も多く、ミニデニスのグッズもほぼ完売と。

やっぱり、初日のチケットを入手しておくべきだったなと少し後悔しながらも、とりあえず残っているかもしれないグッズに期待して開場待ちの列に並びました。

そして、開場。まず“D10World”の展示会場に向かいました。

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開場したばかりで人が少なかったので、まず展示の様子を撮影。 f:id:dimple_dimple:20190326210307j:plain

テンくんと親しかったスケーターとの自撮り2ショット写真。ステファン・ランビエールさん、浅田真央さん、高橋大輔選手と。

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テンくん自ら撮影したスケーターたちの写真。荒川静香さんや高橋大輔選手の柔らかい表情やブライアン・ジュベールさんのシリアスな表情、光をうまく取り入れたマイア・シブタニ選手の写真など、印象的な写真ばかり。

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レコーディングや動画撮影の様子も。

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そして、デニス・テン&フレンズの写真も。

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ちなみに、↓こちらの上側の写真(グレイテストショーマンの写真)は自分が撮影したものでした。ド素人の写真をこんな素敵な展示会に展示していただくなんて…。恐縮しつつ、ありがたく光栄に思うことにしました。

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そのほか、動画が見られるコーナーもありました。動画の内容はテンくんの友人たちのインスタストーリーで公開されたもの。
一通り見終わったところで、テンくんのご両親がいらっしゃるのが見えたので、お母さまにお声をかけさせていただき、持参したフォトブック(試合やショーで撮影した写真を前日に急遽プリントしてまとめただけの簡素なものですが)と来日してくださったお礼の品をお渡しすることができました。

テンくんのお母さまに写真の説明をしている時、ふと見ると目の前にタチアナ・フレイドさんが!というわけで、タチアナさんにまで拙い写真を見ていただいてしまいました。

そして、ミニデニスのグッズ。残念ながらほとんど残っておらず、とりあえず詩集セットを確保。少し残っていたキーホルダー類はあっという間に売り切れてしまいました。

展示会場も賑わってきたので、一旦“D10World”会場から撤退。

その後も休憩時間のたびに“D10World”の様子を何度も見に行きましたが、いつもたくさんの人で賑わっていました。 

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さて、試合については、印象に残った選手など色々語りたいところはあるのですが今回は割愛。

今シーズンは試合にもショーにも全く出かけておらず、現地でスケートを見るのはカザフでのショー以来。

リズムダンスの1組目の演技が始まる瞬間、現地で何度も感じたテンくんの演技が始まる前の緊張感を思い出し、思わず涙が出てしまいました。

さいたまスーパーアリーナで滑るテンくんが見たかった…。

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今回の世界選手権で特筆すべきはカザフスタンエリザベート・トゥルシンバエワ選手の活躍でしょう。カザフスタン女子選手としては初の銀メダルを獲得。

今季のトゥルシンバエワ選手は拠点変更などの影響もあるのでしょうが、これまでとは気迫が違うというか、身体は小さいながらも一回り大きくなったような印象を受けます。銀メダルおめでとうございます!

最後に、日本開催の世界選手権で素晴らしい演技を披露した全ての選手、関係者の皆様、そして“D10World”の企画・運営に携わった全ての方々に感謝します。

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ちなみに、“D10World”で詩集セットをゲットしたつもりだったのですが、箱を開けると詩集はなく、木箱のみでした…。確かに事前に把握していた値段の半額だったんですよね。値下げしたのかと思っていましたが、中身がないから半額だったのですね…。いや、木箱も素敵なのでいいんですけど、やっぱり詩集が欲しい…。Tシャツやマグネットなども欲しい…。とりあえず、今はいつか手に入る日を夢見ておくことにします😅

デニス・テンとユニバーシアード

2019年冬季ユニバーシアード フィギュアスケート競技が終わりました。

ユニバーシアードといえば思い出されるのは2年前、デニス・テンくんの出身地カザフスタンアルマトイで開催された大会。

テンくんは早くから地元アルマトイでのユニバーシアードへ出場したい旨を明らかにしていました。そして、その下見も兼ねて、と2013年トレンティーノ(イタリア)での大会にエントリーしていました。

怪我明けながら、メラーノ杯、アイスチャレンジと2週連続出場し調子を上げていたのでユニバーシアードでも優勝が期待されていましたが、何と本番当日の練習の際に怪我&靴が壊れてしまい棄権。

第1グループの第1滑走なのに現れず、第2滑走の選手の演技から始まったため、「テンくんは??」と必死で情報収集したことを懐かしく思い出します。

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それから3年数か月後のアルマトイでの大会。

幸いにも現地で観戦することができました。

新しく立派なアリーナは超満席。小さな子どもから高齢の方まで、おそらく初めて見るであろうフィギュアスケートの国際大会を楽しみにしているのが、試合開始前から伝わってきました。

あまりフィギュアスケートを見慣れていない観客にとっては全てが新鮮だったのでしょう、ダブルジャンプでも盛大な拍手、レベルが取れてなさそうなスピンでも大歓声、ジャンプの抜けや転倒が続くと励ますように温かい声援や拍手…といった具合にとても温かい…というか熱い会場でした。

また、会場ではボランティアスタッフにより応援グッズが無料で配られていました。カザフスタンの国旗やスティックバルーンとともに、「10」や「9」と書かれた謎の札…。

「10」の札を見て、「デニス・テンのテン(10)かな?」なんて言っていましたが、「9」の札を持つ人もいたので謎は深まるばかり。「PCS9点以上出して!」というメッセージかな、なんて話をしたのも懐かしい思い出です。(結局何だったんだろう?)

さて、テンくんの演技について。明らかに本調子ではないながらも、ショートはノーミスで1位。フリーは前半ちょっと危なっかしかったですが、後半上手くまとめて何とか1位、金メダルを獲得しました。 

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2017ユニバーシアード表彰式(田中刑事選手、アレクサンデル・マヨロフ選手と)

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2017ユニバーシアード表彰式直後

動画を見ていただければわかると思いますが、会場の盛り上がり具合が半端じゃないです。

3Aが1Aになった時はあの熱い会場も一瞬凍りましたけどね。

採点待ちの間に会場の大きなモニターでリプレイが流れ、前のめりで吠えるモロゾフコーチの姿がアップで映し出された時の観客の反応も面白かったなぁ。 

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それから試合外で思い出深いのはエキシビションの練習でのこと。

練習会場に到着したエレーナ・ラジオノワ選手は、何かトラブルでもあったのか、ややご機嫌よろしくない雰囲気。それを察したテンくんから近づいたのか、ラジオノワ選手から近づいたのかは忘れましたが、2人で並んでゆっくり滑りながら話し始めました。

2人は他の選手の練習の邪魔にならないよう配慮しながら、かなり長い時間話し込んでいました。そして、ひとしきり話が終わるとラジオノワ選手はスッキリした表情になり、練習を始めました。

その様子を遠くから観察し「テンくんって聞き上手なんだな」と感心したのでした。

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2017ユニバーシアード エキシビション・リハーサル

そして、アブザル・ラキムガリエフ選手のエキシビション演技が見られたのも最高の思い出の1つ。生で見たアブザル選手の心のこもった演技は忘れられません。

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あれから2年。

今年のユニバーシアードではカザフスタン代表のエリザベート・トゥルシンバエワ選手が女子シングルで2位と大健闘。

アルマトイ大会につづき2度目の出場となったアイザ・マンベコワ選手とアルトゥール・パニヒン選手はそれぞれ17位と15位。

前回に比べると出場人数が少ないとはいえ、パニヒン選手は前回の28位(フリーに進めず)から大幅に順位を上げました。昨シーズンからほとんど国際大会にも出ていなかったのに3A入れるようになっていてビックリ。

テンくんがカザフスタンに蒔いたフィギュアスケートの種が確実に育ってきてますね🌱

町田樹さんの語るデニス・テン「ザ・シルクロード」

年末といえば第九(交響曲第9番)、第九といえば町田樹さん…ということで、本日は12月19日に発売された「KISS & CRY SPECIAL BOOK 町田樹の地平」(東京ニュース通信社)に掲載されたコラム「解き放たれる身体 —— デニス・テン《ザ・シルクロード 》」について語ろうと思います。

このコラムは町田さん自身の執筆によるもので、ざっくりわけると前半はテンくんの経歴の紹介、後半は2014-2015年シーズンのシルクロードプロについての論評から成っています。

町田さんによると、デニス・テンの最大の魅力は「『慈愛に満ちた情熱』と『気品溢れる佇まい』が併存する格調高いスケーティング」であるとのこと。

なるほど、身体を大きく使い情熱的に動きながらも雑だったり大袈裟すぎたりせず、また、どんなプログラムでも上品にまとめながらも上品一辺倒ではないデニス・テンの個性をうまく表現したフレーズだと思います。

町田さんは、テンくんより3歳(日本の学年だと4学年)年上ですが、世界ジュニア選手権に初めて出場したのが2人とも2007年、グランプリシリーズ初出場がテンくんは2009年、町田さんは2010年であり実質的に同世代。ライバルでありながら、同じリンクで練習していた時期もあり親しい間柄であったと思われます。

また、今回のコラムの論評対象であるシルクロードプロが演じられた2014-2015年シーズンは町田さんにとってはラストシーズンでした。そのラストシーズンのグランプリシリーズはテンくんと2戦とも重なっており、特にフランス杯ではともに表彰台(テンくんにとっては初めてのGP表彰台)にも乗ったこともあり町田さんは練習・本番を通してこのプロを見る機会も多かったでしょう。

でも、そういった私情を挟むことなくあくまで客観的にこのプログラムを分析していて、とても興味深い内容となっています。

個人的には「第二部(略)クロワゼの角度で構成されたランジ姿勢から、イーグルを経て、エカルテの角度で天を仰ぎ見るまでの一連の動作がノーブルで美しい」という部分を読んで、町田さんわかってるなー!と思いました。

実はこのプログラムの中でここが一番好きなんです。デニス・テンらしいというか。

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(ちなみにこの「天を仰ぎ見る」ポーズは初戦のスケートアメリカの時はエカルテではありませんでした。)

町田さんによると、シルクロードプロは「テンの技術と知的感性が、ニコルの振付とシルクロードアンサンブルの音楽によって最大限引き出された傑作」とのこと。

このプログラムをまだ見たことがない方はぜひ一度テンくんの演技をご覧ください。そして、「解き放たれる身体 —— デニス・テン《ザ・シルクロード 》」を読んだうえで再度見ると、新たな発見が生まれるでしょう。

ついでに、同誌の町田樹Special Interview「フィギュアスケートとバレエの対話」を読むと、デニス・テンの演技がなぜ「美しい」「表現力がある」と形容されるのかがわかります。

スケーター デニス・テン、そして人間 デニス・テンへの愛情と敬意がたくさん込められたコラムを執筆して下さった町田さん、そして掲載して下さった「KISS & CRY」関係者様、本当にありがとうございます。

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デニス・テンとグランプリファイナル

デニス・テンくんといえばシーズン前半はいまいち調子が上がらず、グランプリファイナルとも縁がなかったのですが、今年はテンくんの振付作品がファイナルで披露されましたね。セルゲイ・ヴォロノフ選手の想いが伝わる演技には毎回心打たれます。ヴォロノフ選手、本当にありがとうございます。

さて、ファイナルに出場経験のないテンくんですが、ジュニアの時にはファイナルに出場しています。2008年、15歳の時です。

当時はジュニアの試合はライブストリーミングがなかったのか動画が少ないのですが、現地で直接撮影されたらしい方の貴重な動画がありました。

ショートはフラメンコ(レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラードより)、フリーはラフマニノフピアノ協奏曲第2番」。


ショートは7位、フリーは3位、総合5位。

身体を大きく使った情熱的な演技と端正なスケーティングで、顔がはっきり見えなくてもテンくんだとわかります。おそらくほとんどの観客がテンくんの演技を見るのは初めてだったと思われますが、演技後の歓声、投げ込まれるプレゼントの多さからすると、観客の心を掴む演技だったのでしょう。

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テンくんが出場したGPSを振り返るシリーズ、同じ年のものが極力重ならないようにセレクトしたつもりです。この作業を通じて、そういうセレクトができるほどテンくんはたくさん試合に出ていたこと、そして、成績はともなわなくても毎回全力で試合に臨んでいたことを再認識しました。

たくさんの素敵な演技をありがとう。

デニス・テンとフランス杯

グランプリシリーズを振り返るシリーズ、今回はデニス・テンくんが2014年から4年連続で出場したフランス杯。(正確には、2014、2015年はエリック・ボンパール杯、2016年はフランス杯、2017年はフランス国際、と若干名称が変わっていますが、とりあえずここでは汎用的なフランス杯という名称を使用します。)

テンくんとはとても相性のいい大会で、2014年には3位、2016年には2位になっています。

2015年には大会開催中にパリでテロ事件が起こり、フリーとエキシビションが中止になる、ということもありました。その時に、誰よりも早く―大会関係者や現地に行っていたメディアよりも早く、大会中止をTwitterで皆に知らせたのはテンくんでした。また、事件の一報を聞いてすぐにフランス国内にいるカザフスタン人に向けて大使館の連絡先をTwitterで知らせていました。自分自身も不安だったはずなのに。

さて、今回はいつも以上にどの年のものを紹介するかとても悩みました。で、1つに絞れないので今回は2014年と2016年の時のものをご紹介します。

まずは、2016年。ショートは「ロミオとジュリエット」、フリーは「トスカ」。振付はニコライ・モロゾフ氏。 

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振付もですがコーチもモロゾフ氏になっているのが驚きでした。が、これを見て自分は、テンくんは平昌以降も現役を続ける意思があるんだな、と確信したのでした。

ショートは3Aのあとの怒涛のステップが見どころですが、個人的には音楽に合わせたジャンプのタイミング、特に3Lz-3Tが絶妙で、密かに一番の見どころだと思っています。フリーも手堅くまとめ、総合2位! 

表彰式にはブライアン・ジュベールさんがプレゼンターとして登場したこともあり、3人ともとても楽しそう。 

エキシビションはご存知エミネム。 

つづいて、2014年。ショートは「カルーソ」 、フリーは当ブログで何度も紹介しているシルクロードプロです。振付はローリー・ニコル氏。

 
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ショートはノーミスでPB更新。グランプリシリーズでショート1位はテンくん史上初。

演技も最高ですが、お揃いの衣装を着たテッドに喜ぶ姿がとても可愛いのでキスクラでの様子にも注目。

フリーは冒頭でGOEプラス2の4T-3Tを決めたものの、あとは崩れてしまい、結果総合3位。とはいえ、初めてのグランプリシリーズでのメダル獲得。

ところで、今さら気づいたんですけど、フリーの時のキャロルコーチのネクタイはテンくんの衣装に合わせたかのような模様ですね。キャロルコーチはよく生徒の衣装に合わせたコーディネイトされてましたから、多分これも合わせたんでしょう。生徒へのさりげない優しさがいいですね。

そして、表彰式。

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コフトゥン選手がデジタル国旗掲揚を見て苦笑い。町田樹さんもテンくんも笑うのを我慢しているような表情なのが面白い。青色で統一されたバナーのリンクに青系の衣装の3人が並んだ表彰式でした。 

エキシビションはジョシュ・グローバン「Mi Mancherai」、振付はステファン・ランビエール氏。

何というか、もうこれは美しいの一言ですね。美しいけど力強い。
デニス・テンの演技はやっぱりどれも最高。

デニス・テンとロステレコム杯

思いつきではじめたGPシリーズに合わせてデニス・テンくんの演技を振り返るシリーズですが、ちょっと今回は気が重く、スケートを見る気力も沸かず着手するのに時間がかかってしまいました。(本来なら今頃現地に行ってたんだよな、なんて思ったりして。)

が、思い切ってPCを立ち上げテンくんの動画を探して見比べているうちに、いつの間にかテンくんの演技に見入ってしまっていました。デニス・テンのパワーすごい。

テンくんがロステレコム杯に出場したのは2回、2012年と2017年。

今回は2012年の演技をご紹介します。

プログラムはデニス・テンを代表するプログラムの1つともいえる「アーティスト」。ショート・フリーとも映画「アーティスト」の曲で振付はローリー・ニコル氏。

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ショートはジャンプ転倒の連続、フリーは抜けまくり…とジャンプがさっぱり決まらないものの、ジャンプ以外は勢いもあって悪くないし、表情も明るい。キスクラでは「シーズン序盤だから、こんなもんかな、まだこれから」なんてキャロルコーチと話しているのでしょうか。

が、この後もなかなか調子の出ないこのシーズン。まさかこの4か月後にワールドメダリストになる展開が待っていようとは…。

ついでに、さんざん既出ですけど、せっかくなのでパーフェクトな2013年世界選手権の動画も貼っておきますね。何度見ても素晴らしいですから。 


デニス・テンとNHK杯

NHK杯が終わりました。

今回のNHK杯には、デニス・テンくんがフリープログラムを振り付けした選手であり、昨年の優勝者でもあるロシア代表セルゲイ・ヴォロノフ選手が出場していました。

ショート・フリーとも最終滑走というプレッシャーのかかる場面ながら、冷静かつ気迫に満ちた力強い演技で見事2位!

毎試合、テンくん振付作品を丁寧に演じてくださるヴォロノフ選手に感謝。

さて…NHK杯と相性の良いヴォロノフ選手とは対照的に、テンくんは日本の大会とは相性が悪く、過去1度出場した2010年のNHK杯も最下位という結果でした…。

この時期のテンくんといえば、練習拠点をロシアからアメリカへ変更。そこへ成長期が重なったこともあり、なかなか思い描く演技ができずにもどかしいことも多かったことでしょう。

戦績的には「低迷期」と表現されてしまうかもしれない時期ですが、新たな道を自ら切り開いている真っ最中ともいえます。

このシーズンのショートプログラムピアソラブエノスアイレスの春」、ステファン・ランビエール氏振付。



出てきた瞬間、前シーズンに比べて随分大人っぽく落ち着いた雰囲気になっているのに驚きます。そして、振付もテン君の身のこなしもとってもランビエール風味です。

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フリープログラムはリスト「死の舞踏」、ローリー・ニコル氏振付。

これはなかなか大きな宿題を課したな、という印象のプログラム。振付をこなすのに精いっぱいでテンくんにしては動きが粗いですけど、それもまたこの時期ならではの魅力。どんな時でも堂々としていてまっすぐ前に向かって進む、それがデニス・テン

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デニス・テンと中国杯

グランプリシリーズ3戦目、今年はフィンランドでしたが、昨年までこの大会は中国で行われていました。ってことで今回は中国杯について。

テンくんにとって初めてのグランプリシリーズ出場は2009年の中国杯。当時16歳、男子選手の中では最年少でした。

そして2度目は2013年。世界選手権で銀メダリストとなり、グランプリシリーズでの活躍も期待される中、初戦のスケートアメリカ怪我と感染症により欠場。

次戦の中国杯がこのシーズンの初戦となりました。

このシーズンのショートはサン=サーンス作曲「死の舞踏」、フリーはショスタコヴィチ作曲「お嬢さんとならず者」。振付はいずれもローリー・ニコル氏。

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このショートプログラムデニス・テンくんの能力を最大限生かしたローリーの傑作だと思います。ジャンプのタイミングが音楽に合っていて気持ちがよい。(といっても、この中国杯ではコンビネーションが抜けましたが。)

ジャンプもスピンもステップも競技として必要だから入れているという感じではなく、音楽の流れの中で自然に配置されているのでバレエやダンスを見ているような感覚になります。

ジャッジ前でピタっと止まってポーズを決めるのもカッコイイ。(ジャッジ席に近すぎてジャッジの方がビクッとしてますけど…。)

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フリープログラムの「お嬢さんとならず者」はテンくんからプログラムの発表があった時から色々不安でしたが(だって、あのデニス・テンが「ならず者」ですよ…)、この時の演技で不安は一掃されました。

「お嬢さんと高貴なならず者様」なんて言われたりもしましたが、エレガントで紳士的ながらもやんちゃな面もあるテンくんにとてもよく合ったプログラムでした。 

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暫定1位の表示が出てホッとしたのかキャロルコーチに甘えるテンくん。結果はショート4位、フリー3位、総合4位。

そして、エキシビションにも招待されました。

ロビン・シックの「ComplicatedEverything I Can't Have」、振付はステファン・ランビエール氏。

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このプログラム、テンくんにしか滑りこなせないと思うんですけど、どうでしょう?身体能力の高さにひたすら驚きます。

そして、この衣装!かっこいいんですけど、素材が何なのか、どうやって着るのか、色々と気になる衣装でした。

余談ですが、このプログラムといえば、アイスチャレンジのエキシビションのフィナーレの時に、安藤美姫さんが隣にいたテンくんのこの衣装に興味津々で「この衣装どうなってるの??」と訊いているらしき様子が映っていたのを思い出します😊

デニス・テンとスケートカナダ

前回に続き、デニス・テンくんが出場したグランプリシリーズの演技を振り返るシリーズ第2弾。今回はスケートカナダ

スケートカナダには2009、2011、2012年の計3回出場。

その中から今回は2009年の動画をご紹介します。

ショートは「シング・シング・シング」、フリーは「パソドブレ/アランフェス協奏曲」、いずれもタチアナ・タラソワ氏振付。

ニコニコ動画のしか見つからなかったので、コメントを表示したくない方は非表示にしてご覧ください。)

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ショートは3位。シニアに上がって2戦目にして、なかなかの快挙。16歳の少年らしい溌剌とした演技に観客も盛り上がっている様子。

が、フリーはジャンプがなかなか決まらず9位、総合7位と大きく順位を落としてしまいます。その後、2014年までグランプリシリーズのメダルへの険しい道のりは続くのでした…。

ジュニア・シニア掛け持ち時代はフリーで順位を大幅に落とすことが多かったテンくん。他のシニア選手に比べると年齢が若くスタミナ面でまだ弱かったというのもあるのでしょうが、フリーはジュニアとシニアの両方のプロを練習する必要があったというのも影響しているのかな、と思います。

しかし、ジャンプが決まらずとも見ごたえのある演技ができるのはさすが。

ショートプログラムでは元気いっぱい踊りまくりで「こんなこともできるよ」とばかりに質の高いエレメンツを次々に披露。対照的にフリーは落ち着いて品のある演技を見せてくれます。

この頃のテンくんはひたすら可愛らしく、でもちょっと格好つけてて…やっぱりデニス・テンの演技は最高だな、とまたまた動画をリピートするのでした。