デニス・テン応援ブログ

カザフスタンの英雄 Denis Ten 絶賛応援中!!!

2018四大陸選手権行ってきました②

今回の四大陸選手権で特に印象に残った演技について、思いつくまま記していこうと思います。ただし、地上波で放送されなかったと思われる演技中心ですので(しかもかなり偏ったセレクト)あしからず。順不同。

 

 【ケイトリン・ホワイエク&ジャン=リュック・ベイカー組 FD】

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冒頭から「これは来るな」と思わせるいい意味での緊張感を感じる気合の入った演技でした。このプログラムは音楽も振付も涙腺を刺激します。3階席から見ても2人の表情がよくわかりました。素晴らしい時間をありがとう、そんな演技でした。キスクラ席へ向かうベイカー選手のはしゃぐ様子が可愛かったです。

マーク・ウェブスター SP】

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すみません、これまで存じ上げておりませんでした。オーストラリアにこんな魅力的なベテラン選手がいらっしゃったとは!兵隊風衣装で登場した6分間練習の時から個性的な風貌に目が釘付けに。音楽が鳴り「ああ、この衣装はくるみ割り人形だったのね」なんて思っていたら、個性的なマイムを織り込んだ演技に一気に引き込まれました。が、映像だといまいち現地で感じた強烈なインパクトが伝わらない…。コンビネーションジャンプがノーカウント扱いだったこともあり得点伸びず。残念。

【曹 志禕 SP】

地元台湾代表曹選手、ついに地元大会で3A決めました!相変わらず、地元で大人気です。毎年確実に上達しているので、来季の活躍も楽しみです。

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ちなみに、会場内には曹選手応援コーナーもありました。 

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【アイザ・マンベコワ FP】

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マンベコワ選手がついにシニアのチャンピオンシップデビュー!JGP時代から成長ぶりを見守っていたので感激。夏ごろ足を骨折していましたが、華麗に復帰。カザフ期待の星。オリンピックもがんばって!

 【アブザル・ラキムガリエフ FP】

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みんな大好きアブザル先輩!と思っていたのに、台湾ではネームバリューがないのでしょうか…観客の反応が薄くちょっと寂しかったです。ほとんどの選手が掲載されていたパンフレットにも写真なかったですしね…。演技前にエッジについた氷を丁寧に払う姿はお約束。これがないとアブザル選手じゃない。4Sにも挑戦、久しぶりのチャンピオンシップでしたが頑張りました。

ケヴィン・レイノルズ FD】www.youtube.com

この演技が現役最後となるレイノルズ選手。もうとにかく素晴らしかった。地上波でも演技とインタビューが放送され、反響が大きかったようですね。ファンの方もたくさんいらっしゃっていました。

ちなみに演技後は会場の外でサイン&写真撮影会状態。2年前も試合前にも後にも笑顔でファンサービスされているのを見かけましたが、今回も同様に1人1人に丁寧に対応されていました。(自分も1枚撮影させていただきました。ありがとうございます。)一部始終を見ていたわけではないのですが、おそらく1時間半以上は対応されていたのではないでしょうか?本当にお疲れさまでした。 

【グラント・ホックスタイン FP】

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同じく現役最後の試合になると思われるホックスタイン選手も、大きなミスなく最高の演技でした。壮大な音楽に合わせ、爽やかな笑顔で演技をするホックスタイン選手を見てたら、思わず涙が出てしまいました。国際大会で活躍するようになるまで長かったですけど、最後にこういう演技ができるのは本当に幸せなことだと思います。個人的に今回のハイライトでした。

【エラッジ・バルデ FP】

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バルデ選手もこの試合が最後になると思われます。ショート、フリーとも少し前まで脳震盪でスケートができない状態だったとは思えない会心の演技でした。

エキシビション後にバルデ選手をお見掛けしたので、声をかけさせていただいたところ、満面の笑顔でとても感じ良く応じていただきました。バルデ選手も大好きな選手の1人だったので、来季から寂しい…。

 そして、我らがデニス・テン

デニス・テン SP】

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 デニス・テン FP】

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ショートはまずまずまとめたと思ったのですが、TES大幅に下がりました。4Sは今回もURを通り越してDG。今季だんだん構成を上げているはずなのに、評価がどんどん下がっていて悲しい…。テンくん、負けずに頑張って!

フリーのツイズルで観客から自然に拍手が起こったのは快感でした。

 

そのほか、印象に残った選手たち。

【オーストラリア選手団】

世界選手権では枠の関係で出場人数の少ないオーストラリア選手ですが、毎年四大陸選手権には多くの選手を派遣して大会を盛り上げている印象です。特に今回は、アンドリュー・ドッズ選手がアイスダンスとシングルの掛け持ちで、同日にFDと男子SPの演技をこなすという鉄人ぶりを発揮。しかも、パートナーがシャンテル・ケリー選手。シングルからの転向?ドッズ家とケリー家はオーストラリア選手団に欠かせない存在ですね。

【カナダ男子3人】

女子の演技の時、客席にカナダ男子シングル選手が3人並んで座って応援しているのが見えました。ナム選手がぬいぐるみをリンクに投げるも届かなかったり、バルデ選手がラーメン食べていたり、オリンピック代表には残念ながら選ばれなかった3人が大会を楽しんでいる様子に癒されました。

【中国男子2人】

久しぶりに見たハン・ヤン選手の3Aは圧巻。ボーヤン・ジン選手のクワド連発はただ唖然。

日本選手団

日本女子3人で表彰台独占!3人ともそれぞれ失敗できないプレッシャーがあったと思いますが、3人とも強かった。

さらに、男子2位の宇野選手、表彰台まであと少しだった田中選手、ジャンプミス以外は良かった無良選手、初表彰台の村元・リード組など、日本選手の活躍が目立った大会でした。

【エリザヴェート・トゥルシンバエワ選手】

フランス杯の時には軽々とジャンプを跳んでいたのに、今回はジャンプがどれもこれも微妙で何かおかしい。と思ったら怪我をおして試合に臨んでいたそうです。辛そうなのに辛そうな顔は見せず演技する姿に心を打たれました。

テンくんもトゥルシンバエワ選手も、タイミング悪く怪我で不調の中オリンピックに挑むことになりますが、本番までに少しでも怪我が癒え持っている力を発揮することができますように。もちろん2人だけでなく、オリンピック出場予定のすべての選手が良い状態で本番に臨むことができることを願っています。