インタビュー記事(Golden Skate2017.8.28)
デニス・テンくんのロングインタビューが「Golden Skate」に掲載されています。
ざっくり要点だけまとめると、
《トレーニングの状況》
世界選手権の2週間後から、コンディションと慢性的な怪我の改善のためのトレーニングを開始。ロシア、イタリア、カナダ、アメリカ、と各地でトレーニング。日本・韓国のショーのあとは再びロサンゼルスでトレーニングの予定。
《平昌オリンピックへの思い入れ》
韓国で行われるオリンピックは自分にとって特別なものになるだろう。初めての国際大会でのメダルはスケートではなく釜山で行われた合唱コンクールでの銀メダル。(スケートでは、2008年高陽でのJGPファイナル出場、2015年ソウルでの四大陸選手権で優勝など韓国に縁がある。)オリンピックでは、優れたスケートを見せ、遺産を残すことを願っている。
《今シーズンのプログラム》
振付はブノワ・リショーとデヴィッド・ウィルソン。フリープログラムの音楽はカザフのアーティストの作品。
《スケート以外の活動》
カザフ・ブリティッシュ・テクニカル大学でMBA取得を目指して勉強中。経営学の基礎科目は履修済み。専門科目とインターンシップはまだこれから。空き時間には写真、執筆、プロジェクト企画、音楽、アニメーションなどの創造的な趣味を楽しんでいる。カザフのアーティストと企画し自作の歌で参加したアニメ作品をLINEで配信予定。また、映画にも2本にも出演予定。1つはオリンピック・チャンネルのショートフィルムで、もう1つは独自の作品。
《スケーターとしての進退について》
いつまでスケートを続けるかはわからない。平昌後、私はスポーツ界に残る可能性が高いが、(最終的に引退を決める)「Xデー」が来るということは否定できない。
以上、なかなか興味深い内容が盛りだくさんです。
日光PIWの前にキャロルコーチたちと撮影した写真を見かけましたが、やはりロサンゼルスで練習してるんですね。
LINEで配信予定のアニメ動画(!)に驚きましたが、すでにLINEで「d10world」ブランドのスタンプも販売されているようです。
映画(?)2本のうち、オリンピック・チャンネルのは既YouTubeで一部配信されていたものの続編でしょうか?もう1本は昨年くらいから撮影班がついているドキュメンタリーのことでしょうか?昨年のATSの時にも、アジア大会の公式練習の時にも、テンくんだけを撮影する海外メディアがいて気になってました。
それにしても、テンくんも進退についてインタビューされる年齢になったんですね。シニアに上がるのが早かったので21歳の頃からベテラン扱いされてますが、まだ24歳。平昌後もしばらくは現役続行だろうと予想していたので、続行可能性を匂わせる発言にちょっと期待。
怪我が心配ですが、今シーズンもテンくんのスケートが楽しみです。