デニス・テン応援ブログ

カザフスタンの英雄 Denis Ten 絶賛応援中!!!

カザフの英雄誕生までの道のり~デニス・テンに歴史あり⑤

2012年世界選手権で過去最高7位となり、さらなる飛躍が期待された2012-2013年シーズンのプログラムは、ショートもフリーも「アーティスト」。移動中に機内で見た映画「アーティスト」の曲が気に入り、テンくん自ら提案。

当時、ショート・フリーとも同じテーマというのは画期的な試みで、王道を好むフランク・キャロルコーチを説得するのが大変だったとか。

 シーズン初めの試合はネーベルホルン杯。コーチの代わりにステファン・ランビエール氏が帯同したことでちょっと話題になりました。

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【2012年 ネーベルホルン杯SP】

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が、ショート4位で発進するも最終結果は7位。

このシーズンは足首の怪我で思うような試合ができず、特に大阪で開催された四大陸選手権では過去最低順位の12位に終わりました。

ところが、その約1か月後の世界選手権で、ついに来ました、デニス・テン史に残る名演技!

演技開始前からとても落ち着いた雰囲気。1つ1つエレメンツを確実に決めていきショートはノーミス91.56点というPBを大幅に更新するスコアで、パトリック・チャン選手に次いで2位。

 

【2013年 世界選手権 SP】

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フリーではわずかなミスはあったものの、観客を引き込む演技で場内スタオベ!

フリーは174.92点、合計266.48点といずれもPBを大幅に更新し、2位!!

初めて世界選手権の表彰台に立ちました✨

そして、これがカザフスタン史上初のISUチャンピオンシップスでのメダルの獲得となりました。

 

【2013年 世界選手権 FP】

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ちなみに、このプログラムは映画「アーティスト」のストーリーを忠実に再現しているので、ぜひショート・フリー通してご覧ください。

(個人的には、この「アーティスト2部作」がこれまでの競技プロでは一番のお気に入りです。)

【2013年 世界選手権 表彰式】

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