町田樹さんに感謝
このテーマでブログを書こうと思いながらタイミングを逃し、数か月が経ってしまいましたが、今日こそ。
町田樹さんに感謝を表したい理由 その1
「隙あればデニス・テン」の勢いで、何かにつけてテンくんの名前をポジティブな意味合いで出してくること
町田さんにとってテンくんの名前を出しても、お仕事上のメリットなど全くないと思います。なのに、繰り返しテレビ番組などでテンくんの名前をポジティブな意味合いで挙げて語ってくださることに感謝。
それをきっかけに、テンくんの動画などを見てその素晴らしさを知る人がいるかもしれませんし、ファンの1人として、とても嬉しいです。
町田樹さんに感謝を表したい理由 その2
テンくんをフィギュアスケート選手として高く評価していること
テンくんをよく知る人がその人物像を語る際、フィギュアスケート選手としての技術や実績より人間性や多方面での活躍ぶりなどを強調することが多いように思います。
が、町田さんが語るのは専ら「フィギュアスケート選手デニス・テン」。
この視点はなかなか興味深いです。
そんな2人の出会いは2007年の世界ジュニア選手権。
当時高校2年生だった町田さんから見ると、日本だと中学1年生に当たる年齢のテンくんは子どものようだったでしょう。
テンくんがジュニアの大会に出場した時のエピソードとして、日本の選手たちがKazakhstanという語を読めなかったというくだりがありますが(それほどフィギュアスケート界でカザフスタンという国はマイナーだったというニュアンス)、多分それは町田さんや無良さんでしょうね。
それ以来、テンくんと多くの試合で出会い、また同じリンクで練習していたこともある町田さんですから、テンくんとの個人的なエピソードや知られていない裏話などもあると思うのです。
しかし、研究者として語るにあたっては、その対象はフィギュアスケート選手デニス・テン。
人間性だとか多方面での活躍ぶりといった補足的な情報を加えなくてもデニス・テンの演技は素晴らしいということを、町田さんは伝えようとしている気がします。
町田樹さんに感謝を表したい理由 その3
ブログで発信する意味を再確認できたこと
SNS、ブログの類は専ら読むだけで自ら発信することは絶対にやめておこう(自分の性格上ろくなことにならない)と思っていたのに、ある時から謎の使命感を感じてこのブログをはじめてしまいました。
おかげさまで多くの方に読んでいただき、全く更新しない日が1か月続いてもアクセス数がゼロになる日はありません。(ブログで収益を得ているわけではないので、アクセス数が多くても金銭的なメリットなどはありません、念のため。)
それでも、このブログを続けることに意味あるのかな、と思うことも。
そんな時、町田さんがスケートファンの方々のブログやSNSでの情報発信について好意的な意見を語るのを見ました。そして、自分のブログも何かの情報を探している方の役に立っているのなら続ける意味はあるのかも、とブログを続けるパワーをいただいたのでした。
(もちろん、町田さんが念頭に置いていたのは大会情報や試合結果速報などを掲載しているブログなどのことでしょうが、自分に都合よく解釈してみました。)
以上、町田さんへ感謝を表したい理由でした。
町田樹さん、ありがとうございます。
そういえば、あの企画どうなった?
もうお忘れの方もいらっしゃるかと思いますが、昨年、一昨年あたりに公表されたデニス・テンくん関係の企画の数々。その後、どうなっているのでしょうか?
大きいところを挙げると、
①テンくんが脚本を書いた映画の公開
②デニス・テン メモリアルチャレンジ
③デニス・テン スケートアカデミーの創設
ほかにも、アルマトイで上映されたドキュメンタリーミニフィルムのその後の状況や、レコーディング済みというアルバムのことも気になります。
それ以外にも忘れているものがありそうです。
とりあえず、①~③について、自分の把握している現状は次の通りです。
①テンくんが脚本を書いた映画の公開
タイトルはBlind Loveでしたね。
2019年12月にKanaさん(2017年頃、テンくんの動画や写真を撮影されていた方)が予告編のような動画をインスタグラムにUPされていたのですが、それ以降の様子がさっぱりわかりません。
コロナ感染拡大の影響で中止か延期になったのでしょうか?
②デニス・テン メモリアルチャレンジ
2019年に初開催されたISU国際公認試合「デニス・テン メモリアルチャレンジ」は、2020年にはチャレンジャーシリーズに昇格するも、コロナ感染拡大の影響で中止。
2021年は10月28日~31日にアルマトイで開催予定です。
2019年の大会は、他の国際大会と時期が重なっていたこともあってエントリー人数少なめでしたが、アルマトイでお子さまにスケートを習わせている方(インスタグラムのフォロワーさん)によると、現地で観戦した地元の子どもたちにはとても良い刺激になったそうです。
③デニス・テンスケートアカデミーの創設
当初の情報では2020年12月に開校予定ということでしたが、今のところ開校されたという話は見かけません。
コロナの関係で延期になっているのかもしれません。
以前、先ほどのアルマトイのスケーターのお母さまが次のような投稿をしていました。
- カザフではフィギュアスケーターへの国からの金銭的援助がないためスケートを続けるのは難しい
- 本格的な訓練を受けるためには国外に行かなければいけないが金銭的に負担が大きい
- 国内で訓練の受けられるデニス・テン アカデミーができるのが待ち遠しい
自動翻訳で読んだのですが、大意はこんな感じかと。
テンくんが国からの援助を受けられるようになったのはジュニアグランプリで優勝してからで、それまでは全部自費だったとどこかで見た覚えがあります。
そのシーズンにはシニアの世界選手権で8位、以降ずっとシニアの第一線にいたからこそ国からの援助が継続的に得られていたのでしょう。
もしかすると、その国からの援助はテンくんだけでなく、他のスケーターにも及んでいたのかも、と先ほどのスケーターのお母さまの投稿を読んで思いました。
テンくんがジュニアとシニアの試合をかけもちで出たり試合に出ずっぱりだったのは後輩の枠の獲得のため、とよく言われていましたが、もしかするとフィギュアスケートへの予算獲得のためといった事情もあったのかも、と。
昨シーズンからトゥルシンバエワ選手が実質休養状態ですし、他にトップレベルのスケーターがいないこともあって、予算が大幅にカットされているのかも、と思ったりしています。あくまで個人的な推測です。
カザフで頑張っているスケーターのためにも、早くアカデミーができることを願います。
GWに思う、あれやこれや
ゴールデンウイーク、いかがお過ごしでしょうか?
祝休日関係なくお仕事の方もいらっしゃると思います。お疲れさまです。
当方は遠方(特に感染者多い地域)への外出は禁じられている地方在住会社員なので、今年も昨年同様、生活必需品の買い出し以外は外出せず自宅で過ごしています。
そんな地方民にとって、この時期に観客を入れて開催された国別対抗戦はちょっと受け入れがたいものがありまして、テレビで見る気にもなれず、フィギュアスケートへの興味もなくなっていました。
が、CSで放送されたサンクスツアー千秋楽公演を見て、「やっぱりスケート楽しいかも」と思い直したのでした。
とはいえ、人の集まるイベントにはすでに1年半ほど行っておらず、行かないのが当たり前になってしまい、もうこの先スケートもバレエも見に行くことはないだろうな、と思っていたのですが…
今日、新国立バレエ団の無料配信「コッペリア」(木村優里さん、福岡雄大さん、山本隆之さん他出演 無観客公演)を見たら、
「やっぱり生で見たいぃぃぃぃ!!!」
と思ってしまいました。単純。
ついでに、公演の感想をTwitterで探ってみると、初めてバレエを観たという方が公演を気に入って寄付をしたり「コッペリア」という作品や出演ダンサーについて情報収集しつつ今度は生で見たい、と言っているのをちらほら見かけました。
チケット購入者への払い戻しなどの損害は大きくても、新しいファンを獲得する機会にはなったのではないでしょうか?
そんな様子を見て、「艦これ」のイベントをきっかけにフィギュアスケートに興味を持った方が多数現れた時のことを思い出しました。
そして、デニス・テンくんが無料のスケート講座を開いたり、また、テレビ番組やローカルイベントへの出演オファーを断らなかったことも。
カザフスタンにフィギュアスケート文化を広めるためにできることは何でもしていましたね。オフシーズンには、一般参加者の投稿で初めて知るような小さなイベントにも参加していたり。
間口を広げるって大事ですね。
新国立劇場バレエ団「コッペリア」無料配信はあと2回あります。
このクオリティを無料で見られる機会なんて滅多にないので是非!
ミハイル・シャドロフ選手について
2021年世界フィギュアスケート選手権にカザフスタン代表として出場したミハイル・シャドロフ選手。(「シャドロフ」表記と「シャイドロフ」表記が混在していますが、「シャドロフ」表記のメディアの方が多そうなので「シャドロフ」にしておきます。)
国際大会への出場経験がとても少ないので、スケートファンの方にもあまり知られていないのではないかと思います。
そこで、カザフスタンフィギュアスケート界期待の星、シャドロフ選手について調べてみました。
【バイオ情報】
ミハイル・シャドロフ(Mikhail SHAIDOROV)
2004年6月25日生まれ 出生地:アルマトイ 拠点:ソチ
コーチ:アレクセイ・ウルマノフ
ソチで練習しているためロシア出身だと勘違いされている方もいらっしゃるようですが、デニス・テンくんと同じアルマトイ出身です。
そして、前コーチの欄に書かれている「Stanislav Shaidorov」氏はお父さまのようです。
Stanislav氏(1977年生)は1998年~2000年のカザフスタン選手権男子シングル優勝者です。(エントリー1名だったようですが。)
つまり、シャドロフ選手はおそらく2世スケーターなのです。
Stanislav氏は現在ソチでウルマノフチームの一員としてシングルスケーターの指導をしています。
(ウルマノフチームのコーチ紹介ページ↓)
http://fssochi.ru/treneri/shajdorov-stanislav-aleksandrovich
シャドロフ選手はカザフスタンでスケートを始めたようですが、より良い練習環境を求めて2018年11月に家族でロシア(ソチ)に移住したようです。
移住後、本格的な指導を受けるようになったシャドロフ選手は急成長。
ジュニアグランプリへの出場経験もないのに、2019年にカザフスタン選手権(シニア)で優勝。
世界ジュニア選手権出場に必要な最低技術点をB級大会で獲得し、2020年世界ジュニア選手権に出場し22位。
2020年カザフスタン選手権(シニア)で2度目の優勝。
国際大会がほとんど開かれなかった中、シャドロフ選手は数少ない機会で世界選手権の最低技術点を獲得。アブザル先輩、テンくん以来の男子シングル世界選手権出場者となったのでした。
ちなみに、これまでの国際大会出場回数を調べてみると…
ノービス・ジュニア・シニア通してB級大会:5回
ジュニアグランプリ:0回
世界ジュニア選手権:1回
チャレンジャーシリーズ:0回
四大陸選手権:0回
世界選手権:1回
という、なかなかのレアぶり。
ジャンプが得意な選手なので、怪我なく成長して良いスケーターになるのを期待しています。
オリンピック前年の世界選手権といえば
もうすぐ世界選手権。
とはいえ、今シーズンはフィギュアスケートの国際大会の大半が中止でほとんど試合を見ることもなかったので、いきなりのクライマックスに何だか実感がありませんが。
それはさておき、今年の世界選手権は来年のオリンピック出場枠の獲得がかかる重要な試合。
オリンピック前年の世界選手権といえば、思い出すのは2013年のデニス・テンくんの素晴らしい演技。
もしテンくんが1人で出場していたら、うっかりカザフスタン3枠になるところでした。
もう何度もこのブログでおすすめしてきましたけど、何度見ても素晴らしいのでまた動画を貼っておきますね。
【2013年世界選手権FP】
何度見ても、躍動感に溢れてる演技に引きこまれてしまいます。
作品としての完成度もとても高いので、この後「アーティスト」の音楽を使う選手増えたのも納得。
これが8年前だなんて信じられませんが、今見てもとても洗練された名作品&名演技です。
トスカが見たい気分
最近、なぜかとても「トスカ」が見たいのです。
デニス・テンくんの2016-2017シーズンのフリープログラムの「トスカ」です。
現地で2度見る機会を得たのですが、2度とも脚の調子が良くなさそうでした。
ユニバーシアードは優勝こそしましたが、本調子とは遠かったです。
当日朝の公式練習に姿を現したものの、少し滑っただけですぐに帰ってしまったのは、脚に負担をかけたくなかったのでしょう。
その後の札幌アジア大会でも、練習の時から脚を気にしている感じでしたが、本番もジャンプがなかなか決められませんでした。
以来、毎年この時期になると、重厚なトスカの音楽とテンくんのちょっと辛そうな表情を思い出すのでした。
正直初めて見た時は、あまり面白くないプログラムだなと思ったものですが、今見ると振付が比較的シンプルな分、テンくんのノーブルさが際立っていて良いプログラムですね。
【2016フランス杯 FP】
【2017冬季ユニバーシアード FP】
ヒーローになった日
2014年2月14日、それはデニス・テンくんがフィギュアスケートでカザフスタン初の五輪メダルを獲得し、一夜にしてヒーローになった日。
前年の世界選手権2位ながら、このシーズンは怪我や体調不良に加え靴トラブルもあり、コンディション不調でショートは9位。
正直メダルは期待していなくて、せめてエキシビションに出られる順位に入れるといいな、くらいに思っていました。
が、フリーは終盤にミスがありながらも全体的には良い演技で暫定1位。
とりあえず入賞圏内には入れそうだし、もしかしたらエキシビションにも出られるかも、なんて思いながら見ていたら、まさかの銅メダル。
テンくん自身もまさかメダリストになると思っていなかったようで、表彰式のためにスタッフがテンくんを探し回ったところ、トレーニングルームで自転車を漕いでいた、なんてエピソードもありましたね。
そのソチ・オリンピックの時の演技をテンくん自身が語る動画がこちら。
オリンピック公式サイトのもので画質もとても良く、可愛いテンくんが満喫できます。
動きでわかる
前回、2007年カザフスタン選手権の動画をご紹介しましたが、その動画をアップロードして下さっているnadinezayats84さんのチャンネルには他にも貴重な動画があります。
その中でも気になるのが「Denis Ten national Champ 2011」というタイトルのもの。
おそらく2011-2012年シーズンのカザフスタン選手権のエキシビションではないかと思われます。
音が入っていないのですが、この振付はPer Teでしょう。
Per Teはテンくん自ら振付けた作品です。
世界選手権メダリストになるまで、シニアの大会でのエキシビション出演機会がとても少なかったテンくんにとって、国内大会とはいえエキシビションに出演できることは嬉しかったでしょう。
あまり鮮明ではない動画で、顔もぼんやりですが、動きでテンくんだとわかりますね。
この「一目でテンくんだとわかる動き」って何なのでしょうかね?
かつて、マンベコワ選手のインスタストーリーの隅に映っていた(スマホ画面で見ると)3ミリくらいのスケーターを見て「テンくんだ!」と気づいたこともありました。
「一目でテンくんだとわかる動き」が何なのか、他の選手とはどこが違うのか、言葉にするのはなかなか難しい…。
カザフスタン選手権の今昔(後編)
前編で、情報の少なすぎる昔のカザフスタン選手権についての話をしました。
それでも、探してみると僅かながら当時の情報を見つけることができます。
特に2007年の選手権については、デニス・テンくんとアブザル・ラキムガリエフ先輩、2人の動画があります。
選手のご家族か関係者の方が撮影されたものだと思いますが、とても貴重な動画を共有して下さってありがたく思います。
動画タイトルに「2007」とありますが、おそらく2006-2007年シーズンだと思います。
テンくん13歳、アブザル先輩14歳ですね。
それでは、カザフスタンの有望な2選手の熱い戦いをご覧ください。
【アブザル・ラキムガリエフ 2007年カザフスタン選手権SP】
(アブザル先輩のFP動画は見当たりません。)
この年はアブザル先輩が優勝、テンくんが2位。
国際大会の成績だと、テンくんの方がやや上。
世界ジュニアの代表に選ばれたのはテンくんでしたが、スケート連盟の方はどちらを派遣するか悩まれたでしょうね。
この翌年、アブザル選手は一足先に15歳でシニアの世界選手権に出場(テンくんは世界ジュニア出場)。
さらに、翌年はテンくんが同じく15歳で世界選手権出場。15歳ながら8位になり、翌年のバンクーバー五輪の出場権2枠を獲得。
そして、カザフスタンスケート界黄金伝説がはじまったのでした。(完)
カザフスタン選手権の今昔(前編)
フィギュアスケート界でカザフスタンという国は、個性的な代表選手たちの活躍のおかげですっかりメジャーな存在になりました。
が、ごく一部の選手以外については情報も少なく、特にカザフスタン選手権については、近年までいつどこで行われたのかもわからないまま結果だけが流れてくるような状態でした。
情報が少ないのは、有名な選手が少ない上に、その有名な選手も出場しないことが多いせいかもしれません。
デニス・テンくんもアブザル・ラキムガリエフ先輩も国内ワンツーの地位が確立してからは出場していない年が多いですし、エリザベート・トゥルシンバエワ選手も2017年からは出場していないので、世界選手権出場レベルの選手はエントリー任意なのかもしれません。
ちなみに、日本語版Wikipediaによると、テンくんもアブザル先輩も、出場していなかった大会でもなぜか順位が記載されたりしています。国際大会の結果を総合的に考慮した順位を国内順位として公表していたのでしょうか??
テンくんが出場せずアブザル先輩が1位だった2014年も、テンくんもアブザル先輩も出場していなかったはずの2015年も、日本語版Wikipediaでは「1位 デニス・テン、2位 アブザル・ラクムハリエフ」と記載されていて、謎は深まるばかりです(英語版Wikipediaによると、2014年の2位と2015年の1位はDaniyar Adylov選手)。
そんな謎の多いカザフスタン選手権ですが、何と!
2020年12月に行われた大会では公式サイトとライブストリーミングが用意され、世界に向けて公開されました。
アーカイブ動画はこちら↓
男子も女子も国内上位の選手はほとんどが国外(ロシア)拠点だからか、国際大会によく出場している選手たちは、今回ほとんど出場していないようでした。
国際大会レベルの出場者は、男子シングル二連覇のミハイル・シャドロフ選手だけでした。シャドロフ選手は、2020年の世界ジュニア選手権にも出場した選手で、ロシアで練習しています(ウルマノフ門下)。
世界ジュニア選手権も四大陸選手権も中止になりましたが、もし開催されていれば彼が代表に選ばれていたでしょう。
ところで、突然公式サイトがオープンし、ライブストリーミングで試合の様子が発信されたカザフスタン選手権ですが、これは2019年の大会での出来事も影響しているのではないかと推測します。
2019年の大会は、四大陸選手権出場経験のあるNikita Manko選手が棄権(おそらく怪我)。
エース不在の大会で優勝したのが、ジュニアグランプリにも出場したことのないミハイル・シャドロフ選手でした。
この結果に不満を持った2位の選手(2019年世界ジュニア出場)が、表彰式で他の選手や大会関係者への敬意に欠ける振る舞いをしたため、一定期間公式試合への出場停止という処分が下されました。
そして、この処分や採点をめぐって、2位の選手とカザフスタン連盟との間でちょっとしたトラブルになったようです。
そういう事情も踏まえ、2020年の大会は試合から表彰式までライブで世界中に発信することにより公平性を期したのかな、と思ったのでした。
(公式サイトもライブ発信も「Denis Ten Forever」のアカウント管理者が関わっているようでしたので、テンくんのご親戚か友人かが協力されたのでしょうね。)
なお、カザフスタンのスケート事情については、almatyfigureskatingさんのインスタが詳しいです。
https://www.instagram.com/almatyfigureskating/?hl=ja
(後編につづく)