デニス・テン応援ブログ

カザフスタンの英雄 Denis Ten 絶賛応援中!!!

プロフェッショナルとしての意識

どんな分野でもそうだと思うのですが、技術的に長けているだけでなく、いわゆるスター性というのか、見ている人の目を引くタイプの子どもっていますよね。

テンくんの子どもの頃のスケート映像を見るとまさにそのタイプで、ショッピングモールでのショーではかなり目立ってたんだろうな、と想像してしまいます。

そんなスター性ともいうべきものがあるタイプの人とそうでない人の違いはどこにあるのかと考えてみたのですが、生来のもの(外見やセンス)に加えて、プロフェッショナルとしての意識の有無も大きいのかも、と思い至りました。

実際にプロとして活動しているかどうかは関係なく、どんな場であっても演技を披露する場を与えられたからには、プロとして観客を意識した演技をするという責任を認識している…、テンくんの演技動画を見ているとそういう強い意識を感じます。

 

そんなことを考えていると、思い出す出来事があります。

その昔、同じクラスの友人が通うバレエ教室の発表会を見に行った時のこと。

賛助出演のプロのダンサーに加え、他の教室から1人の少年が友情出演していました。その少年は踊りが上手いだけでなく、独特の存在感があり未来のトップダンサーという雰囲気がありました。また、カーテンコールで賛助出演のプロのダンサーと並んでも物怖じする様子もなく堂々としていたのを覚えています。

その後、その少年はバーミンガム・ロイヤルバレエのファーストソリストとして活躍するトップダンサーになったのでした。

その少年とは…、バレエファンの方ならご存知、山本康介さんです。

最近ではローザンヌ・国際バレエコンクールの解説でもおなじみですね。

 

話が逸れましたが、子どもの頃のテンくんもあんな感じだったのかな、と思ったのでした。

こちらは2008年世界ジュニア選手権の時の映像ですが、14歳ながらとても堂々としていて「見られている」ということを意識した演技をしているのがわかります。

この頃のテンくんをリアルタイムで観たかったなぁ…。

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新シーズンに思う

フィギュアスケート新シーズンがはじまり、今季の各選手のプログラムの情報が入ってくる時期になりました。

そんな中、今季もデニス・テンくんの代表的なプログラムと同じ音楽を使用する選手の情報がちらほらと。

特に気になるのが、本田ルーカス剛史選手が"SOS d'un terrien en detresse"を、鍵山優真選手が"Vocussion"を使用するという情報。

どちらも音楽を聴けばテンくんを連想するようなテンくんの代表作。

昨季の島田高志郎選手もですが、日本の若手選手がテンくんの代表作と同じ音楽を選択するというのはなかなか感慨深いものがあります。

それにしても、新プログラム初披露までの、あのワクワクした感じ、懐かしい…。

ところで、鍵山選手の新プログラムがローリー・ニコル氏振付、という情報が流れたとき、「ローリーは女子の振付はいいんだけど、男子はイマイチでは?(デニスは例外)」というようなコメントを見かけたので、ちょっと反論を。

2014-2015シーズンのテンくんのFP「"New Impossibilties"より」("Vocussion"を含む)はローリー・ニコル氏振付で通称シルクロードプロとも呼ばれ、テンくんのパフォーマンスの良さも相まってスケート界の歴史に残る名作、と言われたりしています。

テンくんファンとしてはこのプログラムの評価の高さはとても嬉しいことなのですが、このシーズンのローリー氏の振付作品として、もう1つ推したいプログラムがあります。

それは、小塚崇彦さんの" Io ci sarò (イオ・チ・サロ)"です。

初めて見たとき「テンくんにもこういうの振付してくれたらいいのに…」とちょっと羨ましく思うとともに、「この振付は小塚選手だからこそ映える」とも思い、ローリー氏の手腕に敬服したのでした。

テンくんのシルクロードプロと小塚さんのイオ・チ・サロは、個人的に2014-2015シーズンの男子シングル名作ベスト2扱いなのですが、この2作品が同時に振付されていたというのがまた興味深かったりします。

テンくんはこのシーズン、新プログラム情報を少ーしずつ小出しにしていたので、そこからあれこれ予想するのも楽しかったなぁ。

【振付の合間に遊ぶ小塚さんとテンくん】

【新プログラムのヒント】

 【新プログラムの練習風景 with キャロルコーチとグレイシー・ゴールド選手】

【シーズン最終戦! 2015年世界選手権 FP】 

カザフスタン土産 雑貨編②

カザフスタン土産といえば伝統的手工芸品も豊富。

【フェルトの人形①】

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たくさんの人形が並ぶお土産物店は眺めるだけでも楽しめます。民族衣装を纏った手の込んだ人形もあれば、牧歌的な雰囲気の人形も。

その中で、何だか気になって購入した羊毛フェルトで作られたこの2体。

「ゆうり」さんと「おくさな」さんと名付けています。

(雰囲気ちょっと似ていません??)

 

【フェルトの人形②】

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このタイプのラクダの人形、どこにでも売っています。

ラクダというのが砂漠の国だな、と。

 

【フェルトのストラップ】

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手作り感満載のストラップ。

ロバでしょうか。ゆるい雰囲気に惹かれて購入しました。

撮影するために四つ足で立たせてみたら、何だか重い荷物を引かされてるような悲しげな雰囲気になってしまいました…。

 

【手編みルームシューズ】

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こちらの手編みのルームシューズは2017年のユニバーシアードの会場内にあったブースで購入しました。

伝統的なデザインのものが多かったのですが、こちらはスニーカーを模したデザイン。

22.5㎝の私の足にぴったりで、通気性も良く履き心地抜群です。

珍しいデザインだと思ってこれを選んだのですが、伝統的なデザインのものも買っておけば良かったと後悔しています。

「荷物が多くなるから、また今度来た時に買おう」と思って諦めたグッズの数々…、無理にでも買っておけばよかったなぁ、と思う今日この頃です。

カザフスタン土産 雑貨編①

当分旅行には行けそうもない情勢なので、気分だけでもカザフスタン~ってことで、これまでのカザフスタン旅行で買ってきたものなどを紹介しようと思います。

 

【マグネット(羊飼い少年)】

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羊飼いの少年が描かれた、懐かしい雰囲気のマグネット。

キリッとした眉毛や愛らしい唇やえくぼなど、どこかテンくんっぽくないですか?

 

 【マグネット(民族衣装)】

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民族衣装を身に着けた人のマグネット。

男性はドンブラを弾きながら歌い、女性は民族舞踊を踊っているようです

(よく見ると口元がちょっと怖い…。)

ガイドさんによると、カザフスタンの家庭では冷蔵庫にお土産物などのマグネットを貼りまくるのが定番だそうで、「僕の家の冷蔵庫にもマグネットいっぱい貼ってる」と。

ちなみに、わが家の冷蔵庫にもこのマグネットを貼っています。

これに気づいた来訪者から「カザフスタン?行ったの」と言われたので、テンくん目当てに行ったことを説明すると「デニス・テン?知ってる!可愛い顔の人でしょ」と言われたこともありました。

飾りとしてだけでなく、インパクトがあるので話のネタとしても役立ちます。

 

【タンブラー(スターバックス)】

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スターバックスのタンブラーのカザフスタンバージョン。

表側は首都ヌルスルタンの名所バイテレク、裏側には遊牧風景が描かれています。

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ちなみに、このタンブラーには「みきゃん」のペットボトルカバーがジャストフィット。

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生地は今治タオルで丈夫(すでに50回以上は洗濯しています)

胴体部分を折りたたんで顔の部分に収納できる優れものです。

あ、カザフスタンじゃなくて、愛媛産ですが。

 

【マグカップスターバックス)】

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こちらもスターバックスで購入。

タンブラー同様バイテレク近郊の風景が描かれています。

もう1つ違うタイプのマグカップがあったのですが、私の前で売り切れてしまいました…。

 

冒頭でご紹介した2タイプのマグネットはどちらもアルマトイ空港のお土産店で購入しました。空港のお土産店での雑貨探しの時間も楽しい思い出です。

今度こそ放送される?J SPORTS アーカイブ

J SPORTSで放送されている「ISUフィギュアスケートアーカイブ」シリーズですが、これまでのところデニス・テンくんは放送されていません。

想定内です😅

テンくんは放送カット率高いので。

そのおかげでしょうか、海外観戦で仲良くなった方(日本選手全員応援タイプの方)から「テンくんってグランプリシリーズには出ないよね?」なんて言われたり…。

平昌五輪ツアーの帰りの便で話をした日本の選手ファンの方にデニス・テンのファンだと言ったところ、「…どちらの国の方?」と言われたこともありました…。(フリーに進めなかったこと以上にショックでした。)

 

でも、今度は放送されるはず!

次回第8弾は「2013年 世界選手権 男子シングル」ですから!

テンくんがショート2位、フリー1位、総合2位と大活躍した大会です。

プログラムはショート・フリーとも「アーティスト」。

お見逃しなく!

J SPORTS 4》

 ISUフィギュアスケートアーカイブ#8

 2013年 世界選手権 男子シングル 

 放送日:2020年8月9日  (日) 午後 6時 30分~午後 8時 30分

     2020年8月15日(土) 午後 1時 30分~午後 3時 30分(再放送)

旅、旅行―もはや、この言葉さえ既に懐かしい気がしますが、昨年の7月にはデニスショーを観にアルマトイへ行っていました。

来年もショーがあればまたアルマトイを訪ねよう、と昨年の時点では思っていたのですが。

 

さて、旅といえば、デニス・テンくんは自身のスケート人生のことを”sport journey”と表現していました。

実際、10歳から国外に拠点を置き、試合のたびに長距離を移動することが常だったテンくんにとっては、スケートをするということ自体が文字通り「旅」でもありました。

当初はテンくんとご家族だけで出発したであろうこの旅に、コーチ・スケート関係者・支援者など徐々にメンバーが加わっていきました。そして、たくさんのファンも。

”Thank you all for your support and for joining me on this sport journey.”

このように、テンくんはともに旅をするファンに向けて感謝を述べていました。

自分もこの”sport journey”に参加できたことを光栄に思います。

もちろん、この”sport journey”に参加している”you”とは実際に現地に行く一部のファンではなく、遠くから応援している世界中のファンを念頭に置いているのは明らかです。

が、文字通りの意味での”journey”として、テンくんの出場する試合や出演するショーを観るために遠征できたことは、一生の思い出です。

以前はスケートを現地で観るという発想さえなかった自分が海外観戦にまで出かけるなんて、人生何が起こるかわかりません。

 

さて、旅に出られない現状なので、過去を振り返り、ここ数年観に行った試合・ショーを書き出してみます(テンくん関係ないものも含めて)。

2017年

 ユニバーシアードアルマトイ

 アジア大会(札幌)

 プリンスアイスワールド(日光)

 GPSフランス大会(グルノーブル

2018年

 四大陸選手権台北

 平昌オリンピック

 デニスショー(アスタナ)

2019年

 世界選手権(さいたま)

 デニスショー(アルマトイ

 サンクスツアー(倉敷)

 ジャパン・オープン(さいたま)

2020年

 なし

 

今年は、1月に映画館に行ったのを最後に、娯楽系イベントには行っていません。

以降、半年以上、通勤・買い物・病院・美容院など最低限の外出しかしない生活を送っています。

1年前にはカザフスタンに行っていたのに…。

テンくん目当ての遠征用に取得したパスポート(5年)も期限が切れてしまいました。

次に旅に出るのはいつになるのでしょうか…。

スケートの試合やショーが普通に行われるような平穏な日々が一日も早く戻ることを願っています。

動画でアワード

 時流に乗っかって、デニス・テンくんの動画でアワード作ってみました。

 

☆衝撃的新人賞―2009年世界選手権FP

15歳で世界選手権初出場。無名のジュニア選手が観客を熱狂させる姿はドラマティック。

☆チャーミング賞―2010年世界選手権SP

元気いっぱい溌剌とした演技とキスクラでの謎のパントマイムが可愛すぎ。

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☆エンターテイナーで賞―2009年世界ジュニア選手権EX

15歳でこれやっちゃう?既にプロフェッショナルなエンターテイナーぶり。只者じゃない感がすごい。

☆カザフの英雄で賞―2017年ユニバーシアードFP

観客のフィーバーぶりが半端じゃない。まさにカザフスタンのヒーロー。

ベストドレッサー賞―2013年デニス・テン&フレンズよりWarriors of Kazakhstan

 カザフスタンの民族衣装風。豪華でとても格好良い。 

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(↓動画はアドレスしか貼付できないのでこちらからどうぞ)

https://www.youtube.com/watch?v=Us3lnvuanI8

☆ベストパフォーマンス賞―2013年世界選手権FP

2015年四大陸選手権と迷ったものの、演技後のテンくんの喜び方が見ていて楽しくなるので。

《おまけ》

☆私服がハイセンスすぎるで賞―2014年KTK TVで放送された番組

衣装も私服もセンスの良いテンくんですが、この時のはハイセンスすぎてちょっと衝撃でした…。

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(この動画、予告編だと思うのですが、本編が見当たりません…。)

以上、思いつきでアワード考えてみました。

 

最近の情報まとめ

最近のテンくん関係情報のうち代表的なものをまとめてみました。

デニス・テン フィギュアスケート アカデミー、12月に開校予定】

タチアナ・タラソワ氏、フランク・キャロル氏をコーチとして打診中だそうです。

テンくんは、キャロル氏がカザフスタンに来て子どもたちに指導することを夢見ていましたから、実現するといいですね。

 

それから、テンくんの誕生日に合わせてUPされたカザフの記事。

【デニス・テンを記念して  友人や親戚が珍しい写真や思い出を共有した】

友人・知人らが語るテンくんについてのエピソードが載っています。

スケーター(元スケーター含む)・コーチのみご紹介(敬称等略)

 ☆タチアナ・ヴォロソジャル&マキシム・トランコフ

 ☆モリシ・クヴィテラシヴィリ

 ☆マイア・シブタニアレックス・シブタニ

 ☆ダニエル・アルベルト・ナウリツ

 ☆グレイシー・ゴールド

 ☆アレクセイ・ロゴノフ

 ☆ロマン・サヴォシン

 ☆チェ・ダビン

 ☆エカテリーナ・フェデュシェンコ

 ☆エレーナ・ラジオノワ

 ☆ドミトリー・ソロヴィエフ

 ☆ナタリア・ベステミアノワ、イゴール・ボブリン

 ☆セルゲイ・ヴォロノフ

上記以外で、デニス・テン オフィシャルさんのインスタで紹介されている方(敬称等略)

 ☆シェイ=リーン・ボーン

 ☆カーリー・ゴールド

 ☆ジョアニー・ロシェット

 ☆ジェレミー・アボット

ボリュームありすぎるので、内容のご紹介は割愛しますが、初めて聞くエピソードも多々ありますので、ぜひチェックしてみてください。

個人的には、エカテリーナ・フェデュシェンコさん(元イギリス代表のアイスダンサー)を取り上げて下さっているのが嬉しいです。テンくんととても仲が良く、カナダに行くとよく一緒に遊んでましたね。セグウェイに乗ったり、弟さんと遊んだり。テンくんお気に入りの撮影モデルでもありました。

 

それから、個々のアカウントでテンくんへのメッセージを寄せてくださった方々(敬称等略)

 ☆タチアナ・タラソワ

 ☆アレクセイ・ヤグディン

 ☆セルゲイ・ヴォロノフ

 ☆アレクセイ・ロゴノフ 

 
スケーターではありませんが…

 ☆ディマシュ・クダイベルゲン

そして、この5人の投稿に、私より先に「いいね」をしていたドミトリー・ソロヴィエフさん…。(テンくんの投稿にもよくコメントしてくださっていました。)

他にもインスタストーリーなどにメッセージを投稿して下さった方多数。

 

そして、ここからが今回のクライマックス。

シェイ=リーン・ボーンさんが、テンくんの未公開プログラム振付練習時の動画を初公開して下さいました!

やっぱりテンくんのスケートは最高ですね。

世界で一番素敵なアイスショー

ちょうど2年前、世界で一番素敵なアイスショーを見にカザフスタンの首都アスタナ(現ヌルスルタン)に行きました。

そのショーの名前は「デニス・テン&フレンズ」。

その始まりは2013年。

2018年のショーは第4回目でした。

デニス・テン&フレンズ」は、名前の通りテンくんと世界各国の友人スケーターが出演するアイスショーなのですが、2018年のショーは司会・撮影係・案内係などにもテンくんの友人の方々が携わっており、本当に「デニス・テン&フレンズ」によるショーだったのでした。

以下、現地で撮影した写真をご覧ください。

(ほぼ既出ですが。)

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また、見たいな…「デニス・テン&フレンズ」。

バレエ脳なので…

しばらくブログを書くのに気負い過ぎていたことに気づいたので、ちょっと気楽に思っていることを綴ってみようと思います。

 

これまでもデニス・テンくんの踊りのセンスについて熱く語ってきたように、自分は基本的にバレエ脳です。

そのため、音楽に合わせて身体を動かす類のものに対しては、ついバレエ的な視線で見てしまう癖があります。

職場で毎朝行うラジオ体操(デスク周りで行うので動き控えめ)でさえ。

「Aさんは踊りのセンスがありそう」、「Bさんは早いパが得意そう」、「Cさんの動きが音楽より早いのは肩の可動域が狭いからか」なんて思いながら同僚の動きを見てしまいます。

そんな具合なので、フィギュアスケートもどうしてもバレエ的な視線で見てしまいます。

例えば…

◆姿勢が気になる

演技中はもちろん、演技後リンクから出ていく時やキスクラで座っている時の姿勢もチェック。常に姿勢が良い選手は自分の中で好感度が大幅に上がります。

◆足元が気になる

上げた足がいわゆる鎌足だったり、軸足が内股だったりするとつい直したくなってしまいます。

◆動作の終わりが気になる

ジャンプの降り方、スピンの最後の1周、上げた手を下ろす時、動作の終わりの部分が丁寧だと演技全体の質が高く見えます。

◆音楽の使い方

スケートファンの方が時々使う「音ハメ」という言葉がどうも苦手です。が、音楽に合ってない振付も苦手です。ジャンプの種類とタイミングが音楽に調和しているのを見るとテンションが上がります。(例えば、テンくんの2016-2017シーズンのSP「ロミオとジュリエット」の3Lz-3Tの部分。あれは3F-3Tではなく3Lz-3Tだからこそ映える。)

◆つなぎの評価の謎

自然でない違和感のある動きの組み合わせを「つなぎが濃い」と評価する傾向にありますが、流れるような自然な動きの組み合わせの方が好きです。バレエで例えるなら、「トンベ  パドブレ  グリッサード グランパディシャ」という一連の動作を「トンベ パドブレ」の後に不意に逆方向にピケターンを入れてさらに逆方向にグランパディシャ(あくまでも例えです)…とすると難易度は上がるかもしれませんが見ていて落ち着かない…。やっぱり、流れの綺麗な振付が好きです。

 

と、スケートを観ていて、バレエとは違うんだな、感じる点をいくつか挙げました。

もちろん、どちらが良い悪いという話ではなく、先に触れたジャンルの知識や経験が後から触れるジャンルに対する見方にも影響してしまう、というだけの話です。

そして、それが自分がデニス・テンくんの演技が好きな理由でもあります。スコア上はそれほど評価されなくても、常に美しい演技を目指す姿勢―だからこそ、テンくんの演技は心に強く残るのだと思います。

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