新シーズンに思う
フィギュアスケート新シーズンがはじまり、今季の各選手のプログラムの情報が入ってくる時期になりました。
そんな中、今季もデニス・テンくんの代表的なプログラムと同じ音楽を使用する選手の情報がちらほらと。
特に気になるのが、本田ルーカス剛史選手が"SOS d'un terrien en detresse"を、鍵山優真選手が"Vocussion"を使用するという情報。
どちらも音楽を聴けばテンくんを連想するようなテンくんの代表作。
昨季の島田高志郎選手もですが、日本の若手選手がテンくんの代表作と同じ音楽を選択するというのはなかなか感慨深いものがあります。
それにしても、新プログラム初披露までの、あのワクワクした感じ、懐かしい…。
ところで、鍵山選手の新プログラムがローリー・ニコル氏振付、という情報が流れたとき、「ローリーは女子の振付はいいんだけど、男子はイマイチでは?(デニスは例外)」というようなコメントを見かけたので、ちょっと反論を。
2014-2015シーズンのテンくんのFP「"New Impossibilties"より」("Vocussion"を含む)はローリー・ニコル氏振付で通称シルクロードプロとも呼ばれ、テンくんのパフォーマンスの良さも相まってスケート界の歴史に残る名作、と言われたりしています。
テンくんファンとしてはこのプログラムの評価の高さはとても嬉しいことなのですが、このシーズンのローリー氏の振付作品として、もう1つ推したいプログラムがあります。
それは、小塚崇彦さんの" Io ci sarò (イオ・チ・サロ)"です。
初めて見たとき「テンくんにもこういうの振付してくれたらいいのに…」とちょっと羨ましく思うとともに、「この振付は小塚選手だからこそ映える」とも思い、ローリー氏の手腕に敬服したのでした。
テンくんのシルクロードプロと小塚さんのイオ・チ・サロは、個人的に2014-2015シーズンの男子シングル名作ベスト2扱いなのですが、この2作品が同時に振付されていたというのがまた興味深かったりします。
テンくんはこのシーズン、新プログラム情報を少ーしずつ小出しにしていたので、そこからあれこれ予想するのも楽しかったなぁ。
【振付の合間に遊ぶ小塚さんとテンくん】
【新プログラムのヒント】
【新プログラムの練習風景 with キャロルコーチとグレイシー・ゴールド選手】
【シーズン最終戦! 2015年世界選手権 FP】