踊るスケーター デニス・テン(1)
最近無性に見たくなり、毎日のように見てるデニス・テンくんの演技動画があります。
演技を見ながら、改めて考えてみました。
テンくんの演技の魅力とは?
たくさんありますが、自分にとっては「スケートと踊りの要素の調和」です。
テンくんの演技の特徴としては「音楽性」がよく挙げられますが、個人的にはそれ以上に踊りのセンスに惹かれました。(長らくバレエやっていたので…。)
そんなテンくんの踊りのセンスを存分に生かした振付が、世界選手権銀メダルを獲得した翌シーズンのプログラム。SP、FPともローリー・ニコル氏振付。
特に、アイス・チャレンジの時の演技が好きで、繰り返し見てしまいます。
SP、FPとも、次戦からは振付がブラッシュアップされていますが、個人的にはブラッシュアップ前の振付の方が好きです。
ってことで、まずはSP「死の舞踏」(2013年11月アイス・チャレンジ)の動画をご覧ください。(ニコ動ですけど。)
テンくんのスケーティングの特徴は、スケート靴の重さや不自由さを感じさせないところ。それが生かされているのがこの「死の舞踏」。そう、まさに舞踏。
テンくんが滑っているのを見ると、「スケート靴って軽くて動きやすいのかな」と錯覚してしまいそうになりません?
その自由自在な足さばきでスピードを出しながら、音楽に合わせてリンク全体を縦横無尽に踊るように滑っていく。
あっという間に演技が終わってしまいます。
このプログラムはテンくんの競技プログラムの中で「振付ベスト1」だと思います。