デニスショー2019鑑賞記③
デニスショー、出演者順に振り返っていたはずなのですが順番間違えていました…。ラジオノワ選手の次は、2019年世界ジュニア選手権銀メダリストのロマン・サヴォシン選手でした。
サヴォシン選手はJGPデビュー戦から密かに応援していたのですが、現地で見るのは初めて。いつの間にか雰囲気がすっかり大人になっていて身のこなしやスケーティングがとても上手くなっていることに驚きました。
そして、今季からシニアという若い選手にもかかわらず、場慣れしていて観客の方をしっかり見ながら演技している様子がとても印象に残りました。来年のショーにも出演してくれるといいなぁ。
そして、デニスショー常連、昨年のショーでも観客を魅了したジェレミー・アボットさん。ファンの方のSNSによると先約(フランスでコーチとしてキャンプに参加)を調整しての出演だったそうです。
プログラムは、テンくんが15~17歳頃にショーやEXで披露したマイケル・ジャクソンメドレー(You Are Not Aloneほか)。2011年カザフスタンで開催されたアジア大会のエキシビションで披露したプログラムなので、その時にご覧になった方も会場にはいらっしゃったかもしれません。
テンくんのは若さと身体能力を存分に生かしたダンサブルなプロという印象でしたが、大柄で落ち着いた雰囲気のアボットさんが演じるとまた違った印象。さすが、めちゃくちゃ上手い。観客の歓声もすごい。
このプロをアボットさんに依頼したのは大正解!!
ついでに「Money On My Mind」を滑るアボットさんも見てみたいなぁ、なんて思いました。
そして、お待ちかね、浅田真央さん。演技前、スクリーンに映る真央さんの笑顔を見ただけで胸が熱くなってしまいました。
メッセージ動画が終わると、聞き覚えのある音楽が…。そして見覚えのある衣装を着た真央さんが登場。
真央さんが披露したのは「雨に唄えば」。当ブログでも何度かご紹介した名プログラムです。衣装は国別対抗戦EXとプリンスアイスワールドでテンくんが着ていたものと同じデザイン。
このプロ、なかなか難易度高いと思うのですが、さすが真央さん。元の振付をところどころ真央さんテイストにアレンジしながら、テンくんの演技を再現してくださいました。再現という表現は適切ではないかもしれませんが、真央さんはまるでデニス・テンになりきって演じたかのようでした。
このプロを何度か見たことのある方なら、写真の真央さんのポーズがどの振付の部分なのかわかるはず。
元リンクメイトであり、テンくんのことをよく知っている真央さんだからこそできる演技だな、と思いました。
第一部最後に登場したのは、ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ組。
プログラムは「Per Te」。「Per Te」はテンくんが2012年から2013年にかけてショーやエキシビションで披露したテンくん自ら振付した作品です。振付時はおそらく18歳。
もちろんアイスダンスなので元の振付とは異なりますが、「Per Te」を滑るテンくんを思い出すような、美しく繊細でありながら力強いスケーティングを披露してくださいました。
撮影した写真を見ても目を閉じているものが多いのですが、お2人ともテンくんを想いながら滑っているのかな、と感じました。
そして、昨年のデニスショーのフィナーレでテンくんとともに楽しそうにはしゃいでいたお2人の姿を思い出しました。
(もうちょっと続きます…)