デニス・テンとグランプリファイナル
デニス・テンくんといえばシーズン前半はいまいち調子が上がらず、グランプリファイナルとも縁がなかったのですが、今年はテンくんの振付作品がファイナルで披露されましたね。セルゲイ・ヴォロノフ選手の想いが伝わる演技には毎回心打たれます。ヴォロノフ選手、本当にありがとうございます。
さて、ファイナルに出場経験のないテンくんですが、ジュニアの時にはファイナルに出場しています。2008年、15歳の時です。
当時はジュニアの試合はライブストリーミングがなかったのか動画が少ないのですが、現地で直接撮影されたらしい方の貴重な動画がありました。
ショートはフラメンコ(レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラードより)、フリーはラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」。
ショートは7位、フリーは3位、総合5位。
身体を大きく使った情熱的な演技と端正なスケーティングで、顔がはっきり見えなくてもテンくんだとわかります。おそらくほとんどの観客がテンくんの演技を見るのは初めてだったと思われますが、演技後の歓声、投げ込まれるプレゼントの多さからすると、観客の心を掴む演技だったのでしょう。
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テンくんが出場したGPSを振り返るシリーズ、同じ年のものが極力重ならないようにセレクトしたつもりです。この作業を通じて、そういうセレクトができるほどテンくんはたくさん試合に出ていたこと、そして、成績はともなわなくても毎回全力で試合に臨んでいたことを再認識しました。
たくさんの素敵な演技をありがとう。