デニス・テンとスケートカナダ
前回に続き、デニス・テンくんが出場したグランプリシリーズの演技を振り返るシリーズ第2弾。今回はスケートカナダ。
スケートカナダには2009、2011、2012年の計3回出場。
その中から今回は2009年の動画をご紹介します。
ショートは「シング・シング・シング」、フリーは「パソドブレ/アランフェス協奏曲」、いずれもタチアナ・タラソワ氏振付。
(ニコニコ動画のしか見つからなかったので、コメントを表示したくない方は非表示にしてご覧ください。)
ショートは3位。シニアに上がって2戦目にして、なかなかの快挙。16歳の少年らしい溌剌とした演技に観客も盛り上がっている様子。
が、フリーはジャンプがなかなか決まらず9位、総合7位と大きく順位を落としてしまいます。その後、2014年までグランプリシリーズのメダルへの険しい道のりは続くのでした…。
ジュニア・シニア掛け持ち時代はフリーで順位を大幅に落とすことが多かったテンくん。他のシニア選手に比べると年齢が若くスタミナ面でまだ弱かったというのもあるのでしょうが、フリーはジュニアとシニアの両方のプロを練習する必要があったというのも影響しているのかな、と思います。
しかし、ジャンプが決まらずとも見ごたえのある演技ができるのはさすが。
ショートプログラムでは元気いっぱい踊りまくりで「こんなこともできるよ」とばかりに質の高いエレメンツを次々に披露。対照的にフリーは落ち着いて品のある演技を見せてくれます。
この頃のテンくんはひたすら可愛らしく、でもちょっと格好つけてて…やっぱりデニス・テンの演技は最高だな、とまたまた動画をリピートするのでした。