「いい国つくろうデニス・テン」~デニス・テン「建国」へ
お久しぶりです。
ただいま放送中のJSports「2015年四大陸選手権男子フリー」再放送を見ながら、久しぶりの更新です。
(ブログを通してお伝えしたい情報などは山のようにあるのですが、どうしても文章化する気になれず、放置してしまっていました。更新を楽しみにしてくださっている方がもしいらっしゃったなら申し訳ないです。)
さて、ご存知の通り、2015年四大陸選手権はデニス・テンくんがショート・フリーとも1位で金メダルを獲得した大会です。
以前から、その醸し出す雰囲気からスケートファンから「殿下」と呼ばれていたテンくんですが、この大会で圧倒的な演技で優勝、しかもフリープログラムがシルクロードをテーマにした曲だったこともあり、「殿下、建国してー」「いい国つくろうデニス・テン」なんてフレーズがちょっと流行ったりしました。
そこで、今日は2014‐2015年シーズンのデニス・テンくんがフリープログラム「『New Impossibilties』より」を通して「建国」するまでの歩みをご紹介しようと思います。
シーズン初戦は9月のネーベルホルン大会…の予定で現地入りもしていましたが、急性胃腸炎で棄権…。
ということで初戦となったのは10月のスケートアメリカ。SP冒頭で派手に転倒し怪我が心配されましたが元気な姿でFPに出場。豪華な装飾の衣装が話題になりました。SP、FPとも4位、総合4位。
2戦目は11月エリック・ボンパール杯。
GPシリーズで初めてSP1位で迎えたFP。4T-3Tを軽やかに決めて「このまま優勝か」と一瞬思いましたが、そのあとは…うーん、やっぱりシーズン前半はなかなか調子が出ない、いつものテンくんでした。でも、総合3位で初めてのGPSメダル獲得!
3戦目は12月、幻のゴールデンスピン。
なぜ幻かって?…映像がないのです…。
SPは自己ベスト更新の演技で1位、FPは2位、総合1位。
演技見たかった…。
そして、4戦目。2月に韓国で行われた四大陸選手権。
SPもFPも自己ベストを大幅に更新し、2位と大差での金メダル。
ISUフィギュアスケートチャンピオンシップの大会で初めてカザフスタンの選手が頂点に立ちました。
まさに「建国」の瞬間!
そして、3月の世界選手権。SPは音響トラブルの影響もあったのか転倒もあり3位。
FPはミスはありながらも勢いのある演技で1位、総合3位。
四大陸選手権の時より世界選手権の方が演技に余裕があって、個人的には世界選手権の時の演技の方が好きです。
あらためて動画を見て、今さらですがデニス・テンってスケートめっちゃ上手いな、と思いました。