カザフの英雄誕生までの道のり~デニス・テンに歴史あり①
デニス・テンくんが次に出場する試合はユニバーシアード(予定)。
それまで目新しい情報がなさそうなので、改めてテンくんの歴史を動画とともに振り返ってみることにします。
5歳の時にアルマトイのリンクでスケートを習い始めたテンくん。当時は屋外のリンクしかなく極寒の中ズボンを3枚重ねて練習していたとか(2013世界選手権プレカンでの発言)。のちにショッピングセンターに新設されたリンクへ移動。
スケート以外にも空手、テコンドー、テニス、水泳、アクロバット等も習い、また音楽学校にも通っていた。
その後、10歳の時にロシアのCSKAへ。タラソワやブイアノワの指導を受ける。
2008年JGPゴールデンリンクスで優勝。カザフスタンに初めてISU主催競技会のメダルを得た。
(詳しくは、https://en.wikipedia.org/wiki/Denis_Tenなどをご覧ください。)
カザフスタン選手として初めてのJGP優勝、JGPファイナル出場。2009年世界ジュニア選手権では4位。
そして、世界選手権出場。当時15歳。
ショートは良演技ながら17位と評価が低かったものの、フリーは観客を総立ちにさせる熱演で6位。総合8位で翌年のオリンピック・世界選手権の2枠も獲得。
何度見ても感動的なテンくんのシニアワールドデビューの演技をご覧ください。
【2009年世界選手権FP ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」】
おそらくテンくん目当ての観客はほぼいなかったであろうアウェーの会場で観客をスタオベさせたテンくん。
演技後、氷にキスする姿にさらに盛り上がる観客。
ブイアノワコーチとカザフスケ連のグスコフ氏とともに初々しいテンくん。
以上、15歳衝撃のシニアワールドデビューでした。
(つづく)