世界の片隅でデニス・テンへの愛を叫ぶ
オリンピックの1週間後くらいから、SNS絶ちをしている様子のテンくん…。
テンくん自身からの投稿はなくても、他の方からのインスタ投稿でカザフスタンに滞在中らしきことは何となく把握していますが…。数日前は在学中の大学に行っていたようですし、スケートの練習以外にも色々忙しいのかもしれません。(大学で撮影された写真は削除されたのか、今は見えなくなってしまいました…。)
さて、今シーズン、現地観戦に3回足を運びました。が、3試合とも成績は振るわず。
スケートに興味のない方から「調子が悪いとわかっている選手より、勝てそうな選手を応援すればいいのにいいのに」なんてことを言われたこともありました。
なぜデニス・テンを応援しているのか?
答えはいたって簡単で、「デニス・テンが好き」という、ただそれだけです。
ってことで、久しぶりに「デニス・テン」色の強い、このプログラムを再掲します。
【2013年国別対抗戦 EX 「Singin' in the rain」】
こういう小粋で明るいプログラムもまた見てみたいです。
こんなところにデニス・テン!?
平昌オリンピック観戦の際、仁川空港への往復に利用したのは大韓航空でした。
機内でテレビでも見ようと思いチャンネル一覧を眺めていたら、平昌オリンピック特集「フィギュアスケート」という番組を発見。
内容は、競技のルールや歴史、特徴や見どころなどを簡単に紹介したものでした。プルシェンコ元選手などレジェンドの映像や屋外で競技が行われていた時代の貴重な映像も。
そして、各カテゴリーごとの紹介に。
女子シングルにつづき、男子シングルの紹介。
と、そこに現れたのはこの写真。↓
何とテンくんの写真が男子シングル紹介コーナー冒頭に登場。(ちなみに女子はエリザベータ・トゥクタミシェワ選手でした。)
その後、採点について紹介するコーナーで再びテンくん登場!
バンクーバー五輪ショートのキスクラの映像が使われていました。
ってことで、行きも帰りもキスクラでテンくんが手を振っているところで映像を一時停止させ、笑顔のテンくんを眺めながら機内でのんびり過ごしたのでした。
平昌オリンピックを振り返ってみました
平昌オリンピックのフィギュア男子個人戦が終わって2週間経ちました。
今さらですが、オリンピックの時のテンくんを写真とともに振り返ってみます。
今回はツアーで参加したのですが、行こうと決めたのが遅かったこともあり、座席はショート・フリーともショートサイドのBカテゴリーの中央より後ろ。リンクまでかなり遠く、投げ込みも写真撮影もちょっと厳しい位置…。
【デニス・テン登場】
第1グループなので、カメラの設定もままならないうちにテンくん登場。今年のカザフスタンジャージはミズノ製。
(せっかくこちらを向いたのに目を伏せちゃったテンくん)
(優雅にお手振りするテンくん。隣のマッテオ・リッツォ選手の拍手もお上品。)
(いつものようにウォームアップを始めるテンくん)
【新衣装披露】
一通りアップが終わると、ジャージを脱ぎ始めました。今シーズン、すでにデザインの異なる白いシャツの衣装を何着も披露してくたテンくんですが、今回はなんと、青シャツ!
(ジャージを脱いでキャロルコーチに手渡すまでのテンくん)
(モントーヤ選手の全身真っ白衣装に思わず目を奪われる(?)テンくん)
【演技~キスクラ】
ちょっと元気がなく、下を向きがちだったのが気になりましたが、今できる演技を懸命に披露してくれました。
フリーに進めなかったので、平昌でテンくんを見る機会はこれで終了…。
【ちょっといい話】
その日の夜、撮影したテンくんの写真のうち1枚をSNSにUPしました。
すると、数秒のうちに「いいね」をしてくれた人が!なんと、アブザル・ラキムガリエフ選手でした。
テンくんが試合の後にUPしたインスタの写真にも「いいね」していたアブザル選手。
実は、不調なのがわかっていながら出場するテンくんのことを補欠のアブザル選手はどう思っているのだろう、と少し気になっていたのですが、アブザル選手もテンくんのことを応援していたということがわかり、胸が熱くなりました。
また、2人が一緒の試合に出られるのを楽しみにしています。
平昌オリンピック フィギュアスケート終わりました
オリンピックフィギュアスケート男子シングルの試合が終わって1週間経ちました。
ブログの更新まで手が回らないうちにエキシビションも終わってしまいました…。
ご存知の通り、今回テンくんはフリーに進めず。オリンピックのために気合を入れて用意したであろうフリープログラムを披露することができず、とても悔しかったとおもいます。
「まさか、前回メダリストがフリーに進めないなんて!」と驚いている方も多かったようですが、まぁゴールデンスピン、四大陸選手権のショートの演技内容とそれにつけられたスコアを見ていた方にとっては想定内だったと思います。
2試合連続4SをDG扱いにされたことで4Sに慎重になりすぎて抜ける、というパターンを恐れていたので、4Tに変更しないかなと少し期待したのですが、テンくんは逃げずに当初の予定構成で臨んできました。
残念な結果にはなりましたが、テンくんは「でもこれも人生。今回が最後の五輪ではないことだってあり得る」と前向きな言葉な言葉でコメントしています。
また、試合後にはテンくんもインスタを更新。
モーグルで銅メダルを獲得したカザフスタン選手ユリア・ガリシェワ選手との2ショット写真とともに、今季さまざまな困難な状況の中でもオリンピックに出場できたこと、またそのためにサポートしてくれた方々への感謝、ガリシェワ選手へのお祝い、他の選手への激励の言葉などが綴られています。
その後、19日にはカザフスタンへ帰国。空港でのインタビュー記事によると、1週間休みを取り理学療法を行ったり今後についての話し合いを行うとのこと。
自動翻訳によると、「我々はコーチについての決定をしなければなりません」という一文がありますが、これは来季以降のコーチについてのことでしょうか?
ソチオリンピック後、「キャロルコーチは平昌シーズンで(コーチ業から完全に引退するわけではないが)メインコーチとしては引退する」という情報がありました。なので、昨シーズン、モロゾフ氏をコーチに加えたのは平昌シーズン以降を考えてのことなのかな、と勝手に推測していました。が、実際のところはどうなのでしょう?
ちなみに、ご存知の方も多いと思いますが、Twitterで上のインスタの誤訳が拡散され、勝手に引退を表明したということにされてしまってましたが、本人がやんわりと否定しています。(Twitterの拡散力恐ろしや…。)
今回テンくんのフリーの演技を見ることができなかったのは少し心残りですが、オリンピックの場での演技を見ることができたので現地観戦に行ってよかったと思います。
唯一残念なのは、エキシビションツアーに参加中の同僚(男性)にテンくんの演技を見てもらえなかったことです。
スポーツ観戦が趣味でリオ五輪にもソチ五輪(モーグル目当て)にも行っているのですが、「今回はフィギュアのエキシビションツアーを申し込んだ」と聞いたのは秋ごろ。「デニス・テン、エキシビション出るよな?」と訊かれたので「うーん、怪我してるし、難しいかも…」と答えると、「え?デニス・テン見たくて申し込んだのに…」と。
知らない間に同僚(しかも体育会系男性)がテンくんを応援していたことにビックリ😲
まぁテンくんは出ていなくても素敵な選手がたくさん出演していたのできっと楽しんだものと思います。テンくんの応援は次の機会に!
2月14日、今日は何の日?
いよいよオリンピック個人戦が始まります。
男子は2月16日にショート、17日日にフリーが行われます。
異例の午前中からの試合ということで、調整が大変だと思いますが、いい演技が見られることを期待しています。
さて、2月14日といえば、何の日でしょう?
正解はSt.Ten's Day!
4年前のソチ・オリンピックでカザフスタン初のフィギュアスケートメダリストとなったことを祝して、「2月14日はSt.Ten's Dayと呼ぼうって言われたんだ(笑)」とテンくんがインタビューで語ったことに由来します。
さらに、その翌年の2月14日はテンくんが四大陸選手権で金メダルを獲得。
ISUチャンピオンシップで初めてカザフスタン選手が優勝した記念すべき日でもあります。
3度目のオリンピックも頑張って!
デニス・テン名演技ベスト10!
テンくんがシニアの国際大会に出るようになって、今年でちょうど10年になります。
ってことで、「デニス・テン」応援ブログ筆者が選ぶ「デニス・テン名演技ベスト10」を発表したいと思います。
第10位 2010 Olympics SP
16歳でオリンピック初出場。身体を大きく使って、とにかくよく動く。16歳にして堂々として落ち着いた雰囲気はすでにデニス・テン。唇割れてますけど。
第9位 2016 Trophee de France SP
怪我が重なり(B級大会以外では)振るわなかった前シーズンを経て、シーズン初戦いきなりノーミス。高速ツイズルあたりからのステップはデニス・テンならではの動きの連続で見ごたえあり。
第8位 2013 Ice Challenge FP
2013-14シーズンは怪我・病気で初戦OUT。このままフェードアウトかと心配される中、中国杯で戦線復帰。そして、このアイスチャレンジでほぼノーミスの好演技。この時期にこの演技ができたということが、その後再び怪我に見舞われてもオリンピックメダル獲得の希望となっていたんじゃないか、と勝手に思っています。個人的にとても印象に残っている試合です。
第7位 2014 Olympics FP
最後ちょっと疲れが見えますけど、練習でやってきたことをしっかり大舞台で披露できてまずまず満足という雰囲気のキスクラ。が、終わってみれば、SP9位からの逆転銅メダル!
第6位 2015 4CC SP
演技のレベルはこのSPが過去最高だと思います。無難な選曲ながら、当時のデニス・テンの能力を最大限引き出した名プログラム。ブラボー!
第5位 2015 4CC FP
この演技をきっかけに、デニス・テンに注目した方もいらっしゃるでしょう。「殿下、建国してー!」なんて一部で流行りましたね。この演技が1番好きって方も多くいらっしゃると思います。
第4位 2015 World FP
個人的には4CCの演技よりこっちの方が好きです。優勝候補と言われながら、音響トラブルもあり不本意な演技となったSPのあとの演技。ジャンプミスはありますが、4CCの時より身体がよく動いていて、表情からも余裕を感じます。
第3位 2009 World FP
15歳、初めてのシニアワールドでこの演技。これ、見たことのない方は絶対に見るべし。無名のジュニア少年の演技を観客が一体となって応援している様子が感動的。リアルタイムで見てなかったことが悔やまれます。
第2位 2013World FP
SP2位という好スタートのあとのFP。ワールド初メダルがかかっているにもかかわらず、演技に集中していて失敗する気がしない。途中のコミカルな場面(回想シーン)の洗練されたマイムが個人的にツボ。フィギュアスケート選手でこういう洗練された動きがさらっとできる選手、あまり見かけないので。
キスクラでの喜びようが今見ると新鮮。これ以降はクールですからね。
第1位 2013World SP
第1位は2013ワールドSP!お手本のような4T、高さのある3A、綺麗なポジションのスピンなど技術面もパーフェクトですが、中盤のワルツパートでの優雅な雰囲気から後半の思い悩む主人公の感情表現など表現面での多彩性も見どころ。デニス・テンに興味をお持ちの方は、まずこの演技をご覧ください。
以上、かなり思いつきですが、デニス・テン名演技ベスト10でした。
2月男!
平昌オリンピックも開幕し、フィギュア団体戦も佳境に入ってきました。
カザフメディア情報によると、テンくんも予定通りなら、今日から選手村ですね。
テンくんといえば、スケートファンの間で2月男とか3月男とか言われることがあります。
シーズン前半はなかなか調子が上がらず、2月~3月の大きな大会でシーズン最高の演技をするパターンが多いためそう呼ばれているのですが、実際、過去5年くらい見てもそのパターンがとても多いです。
2013年3月 世界選手権2位(SBを60点以上更新、PBを30点以上更新)
2014年2月 オリンピック3位(SBは11月のアイスチャレンジ)
2015年2月 四大陸選手権1位(PBを20点以上更新、2014-15シーズンの男子最高スコア)
2017年2月 ユニバーシアード1位(SBは11月のフランス杯)
ちなみに、2016年と2017年の世界選手権はフリーが4月に入ってからなので、2月男or3月男の本領が発揮できなかったのかもしれません…。
今シーズンは靭帯断裂という大きな怪我を抱えながらなので、例年のように2月男パワーが発揮できないかもしれませんが、それでもテンくんの今出せる力が最大限発揮できることを願っています。
調子に波がありすぎるテンくんですが、いい時のテンくんの演技は本当に素晴らしい!
ってことで、次回は当ブログ筆者が選ぶ「デニス・テン名演技ベスト10!」を発表したいと思います。
2018四大陸選手権行ってきました(番外編)
2週間前に行ったばかりの台湾ですが、6日夜に地震が発生し、大きな被害が出ているということで心配しています。
地震で被災された皆様にお見舞いを申し上げるとともに、被害が大きくならないように、また一日も早く回復することを心から祈っています。
------------------------------------------------
台湾でお世話になった方たちのことを思い出しながら、台湾思い出話を少し記そうと思います。
今回の台湾旅行の主目的は四大陸選手権観戦ですが、実は現地に語学留学中の友人に会うという目的もありました。
というわけで、友人とその友人(台湾の方)と台湾グルメ街道へ。
色んな種類を食べたい!ってことで、「微風南京」のフードコートにあるバイキング形式の店へ。種類豊富な総菜はどれも外れなし。チャーハンは桜海老の香りが香ばしくてとても美味。
その後「お腹いっぱい」と言いながら、デザートの店に行き、緑豆やタピオカの入った台湾風ぜんざいをいただきました。
台湾の方も「デザートは別腹」(英語&ジェスチャーで)と言われていました。世界共通ですかね?
それから、フードコート内でこんな自動販売機を見つけました。
自動フレッシュジュース製造機。
専門店のものと変わらないクオリティーでした。店で注文するのが煩わしい方には超おすすめ。
さて、今回お世話になったホテルは「ホテル クォート台北」。
台北アリーナから徒歩3分(信号次第)。多分、客室までの距離はオフィシャルホテルより近いです。ザンボタイムの間に往復できます。
ホテルの内装はかなり先進的で設備はこの上なく充実しています。そして、フロントにいらっしゃる従業員の方は洗練された美男美女揃い。その従業員の中にキム・ジンソ選手によく似た方がいらっしゃったので、ジンソ選手が引退を表明し、四大陸選手権にも出場していないことを思い出してしんみりしてしまいました。
------------------------------------------------
最後になりましたが、テンくん四大陸選手権お疲れさまでした。
オリンピックに向けて最終調整頑張って!
デニス・テン ドキュメンタリー"Underneath the Ice”
以前、インタビュー記事でテンくんのドキュメンタリーフィルムが撮影されているという情報がありましたが、本日、韓国で放送されました。
テンくんからも告知がありましたが、直前すぎて見逃した方もいらっしゃるかと思いますが、再放送もあるようなのでご安心を。2月11日24:40からKBS2TVで放送予定。
が、それまで待てないという方のために、画質は若干不安定ですが、動画をUPしましたので、良かったらご覧ください。
(冒頭2秒ほど切れていますが、ご容赦ください。)
子どもの頃の映像や家族での食事風景、振付指導の様子など貴重な内容盛りだくさんです。まさに、デニス・テンファンのためのドキュメンタリー。
撮影関係者および放送関係者のみなさま、ありがとうございます。
2018四大陸選手権行ってきました②
今回の四大陸選手権で特に印象に残った演技について、思いつくまま記していこうと思います。ただし、地上波で放送されなかったと思われる演技中心ですので(しかもかなり偏ったセレクト)あしからず。順不同。
【ケイトリン・ホワイエク&ジャン=リュック・ベイカー組 FD】
冒頭から「これは来るな」と思わせるいい意味での緊張感を感じる気合の入った演技でした。このプログラムは音楽も振付も涙腺を刺激します。3階席から見ても2人の表情がよくわかりました。素晴らしい時間をありがとう、そんな演技でした。キスクラ席へ向かうベイカー選手のはしゃぐ様子が可愛かったです。
【マーク・ウェブスター SP】
すみません、これまで存じ上げておりませんでした。オーストラリアにこんな魅力的なベテラン選手がいらっしゃったとは!兵隊風衣装で登場した6分間練習の時から個性的な風貌に目が釘付けに。音楽が鳴り「ああ、この衣装はくるみ割り人形だったのね」なんて思っていたら、個性的なマイムを織り込んだ演技に一気に引き込まれました。が、映像だといまいち現地で感じた強烈なインパクトが伝わらない…。コンビネーションジャンプがノーカウント扱いだったこともあり得点伸びず。残念。
【曹 志禕 SP】
地元台湾代表曹選手、ついに地元大会で3A決めました!相変わらず、地元で大人気です。毎年確実に上達しているので、来季の活躍も楽しみです。
ちなみに、会場内には曹選手応援コーナーもありました。
【アイザ・マンベコワ FP】
マンベコワ選手がついにシニアのチャンピオンシップデビュー!JGP時代から成長ぶりを見守っていたので感激。夏ごろ足を骨折していましたが、華麗に復帰。カザフ期待の星。オリンピックもがんばって!
【アブザル・ラキムガリエフ FP】
みんな大好きアブザル先輩!と思っていたのに、台湾ではネームバリューがないのでしょうか…観客の反応が薄くちょっと寂しかったです。ほとんどの選手が掲載されていたパンフレットにも写真なかったですしね…。演技前にエッジについた氷を丁寧に払う姿はお約束。これがないとアブザル選手じゃない。4Sにも挑戦、久しぶりのチャンピオンシップでしたが頑張りました。
【ケヴィン・レイノルズ FD】www.youtube.com
この演技が現役最後となるレイノルズ選手。もうとにかく素晴らしかった。地上波でも演技とインタビューが放送され、反響が大きかったようですね。ファンの方もたくさんいらっしゃっていました。
ちなみに演技後は会場の外でサイン&写真撮影会状態。2年前も試合前にも後にも笑顔でファンサービスされているのを見かけましたが、今回も同様に1人1人に丁寧に対応されていました。(自分も1枚撮影させていただきました。ありがとうございます。)一部始終を見ていたわけではないのですが、おそらく1時間半以上は対応されていたのではないでしょうか?本当にお疲れさまでした。
【グラント・ホックスタイン FP】
同じく現役最後の試合になると思われるホックスタイン選手も、大きなミスなく最高の演技でした。壮大な音楽に合わせ、爽やかな笑顔で演技をするホックスタイン選手を見てたら、思わず涙が出てしまいました。国際大会で活躍するようになるまで長かったですけど、最後にこういう演技ができるのは本当に幸せなことだと思います。個人的に今回のハイライトでした。
【エラッジ・バルデ FP】
バルデ選手もこの試合が最後になると思われます。ショート、フリーとも少し前まで脳震盪でスケートができない状態だったとは思えない会心の演技でした。
エキシビション後にバルデ選手をお見掛けしたので、声をかけさせていただいたところ、満面の笑顔でとても感じ良く応じていただきました。バルデ選手も大好きな選手の1人だったので、来季から寂しい…。
そして、我らがデニス・テン。
【デニス・テン SP】
【デニス・テン FP】
ショートはまずまずまとめたと思ったのですが、TES大幅に下がりました。4Sは今回もURを通り越してDG。今季だんだん構成を上げているはずなのに、評価がどんどん下がっていて悲しい…。テンくん、負けずに頑張って!
フリーのツイズルで観客から自然に拍手が起こったのは快感でした。
そのほか、印象に残った選手たち。
【オーストラリア選手団】
世界選手権では枠の関係で出場人数の少ないオーストラリア選手ですが、毎年四大陸選手権には多くの選手を派遣して大会を盛り上げている印象です。特に今回は、アンドリュー・ドッズ選手がアイスダンスとシングルの掛け持ちで、同日にFDと男子SPの演技をこなすという鉄人ぶりを発揮。しかも、パートナーがシャンテル・ケリー選手。シングルからの転向?ドッズ家とケリー家はオーストラリア選手団に欠かせない存在ですね。
【カナダ男子3人】
女子の演技の時、客席にカナダ男子シングル選手が3人並んで座って応援しているのが見えました。ナム選手がぬいぐるみをリンクに投げるも届かなかったり、バルデ選手がラーメン食べていたり、オリンピック代表には残念ながら選ばれなかった3人が大会を楽しんでいる様子に癒されました。
【中国男子2人】
久しぶりに見たハン・ヤン選手の3Aは圧巻。ボーヤン・ジン選手のクワド連発はただ唖然。
【日本選手団】
日本女子3人で表彰台独占!3人ともそれぞれ失敗できないプレッシャーがあったと思いますが、3人とも強かった。
さらに、男子2位の宇野選手、表彰台まであと少しだった田中選手、ジャンプミス以外は良かった無良選手、初表彰台の村元・リード組など、日本選手の活躍が目立った大会でした。
【エリザヴェート・トゥルシンバエワ選手】
フランス杯の時には軽々とジャンプを跳んでいたのに、今回はジャンプがどれもこれも微妙で何かおかしい。と思ったら怪我をおして試合に臨んでいたそうです。辛そうなのに辛そうな顔は見せず演技する姿に心を打たれました。
テンくんもトゥルシンバエワ選手も、タイミング悪く怪我で不調の中オリンピックに挑むことになりますが、本番までに少しでも怪我が癒え持っている力を発揮することができますように。もちろん2人だけでなく、オリンピック出場予定のすべての選手が良い状態で本番に臨むことができることを願っています。