冬季アジア大会 スケジュール・ライスト・テレビ放送予定
デニス・テンくん出場予定の冬季アジア大会、男子シングルは宇野昌磨選手、無良崇人選手、ボーヤン・ジン選手、ハン・ヤン選手、ミーシャ・ジー選手などもエントリーされています。
エントリーやリザルトはこちらで確認できます。↓
競技結果(リザルト結果) - 2017冬季アジア札幌大会 - 2017SAPPORO ASIAN WINTER GAMES
【スケジュール】
23日15:10~アイスダンスSD
23日16:50~女子SP
24日14:20~ペアSP
24日16:05~アイスダンスFD
24日18:05~男子SP
25日15:00~ペアFP
25日17:00~女子FP
26日12:00~男子FP
26日18:00~閉会式
フィギュアスケート - 2017冬季アジア札幌大会 - 2017SAPPORO ASIAN WINTER GAMES
公式ライストはこちらから。↓
2017 冬季アジア札幌大会 SAPPORO ASIAN WINTER GAMES
冬季アジア大会公式サイトの「配信スケジュール」に記載されている競技名をクリックするとライストにつながります。
NHKBS1でも放送されるようです。
放送スケジュールはこちらから。↓
カザフの英雄誕生までの道のり~デニス・テンに歴史あり④
アジア大会前ですが、空気を読まず、久しぶりに「デニス・テンに歴史あり」のつづきです。(本当はユニバーシアード前に終わらせるつもりだったのですが…。)
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2011年アジア大会では優勝したものの、世界選手権では過去最低順位の14位。スランプ状態から脱出できないまま2010-2011年シーズンは終了しました。
しかし、翌シーズンGPシリーズは2戦とも5位と好発進。
この時期のテンくんの演技は、今の表現スタイルの原点が見えてとても興味深いです。
【2011年スケートアメリカ EX 「ニュー・シネマ・パラダイス」】
www.youtube.com当時のテンくんの雰囲気や能力を目一杯生かしたこのプログラムはステファン・ランビエール氏の振付。身体全体をつかって一生懸命演技している姿が感動的。こういう時期があって今の洗練された演技があるのか、と思うと感慨深い。
このシーズンは再びジュニア・シニア掛け持ち。多忙な試合日程にもかかわらず、四大陸選手権では6位、世界ジュニア選手権では4位、世界選手権では過去最高の7位。
新しい環境にも慣れ、スランプ時期から脱出への光が見えてきました。
【2012年世界選手権 FP「アディオス・ノニーノ(振付ローリー・ニコル)】
(スコアを見て驚くキャロルコーチ&クールなテンくん。)
冬季アジア大会エントリー情報 もしかして、テンくん日本に来る??
ユニバーシアードが終わって1週間経ちました。
この後も、韓国で四大陸選手権、札幌でアジア大会と国際大会が続きます。
既に発表されましたが、テンくんもアブザル選手も四大陸選手権は棄権とのことです。
棄権の理由は発表されていませんが、テンくんはカザフスタン国内の取材等で忙しそうですし、アブザル選手はユニバーシアードの後すぐにイタリアへ戻る様子をインスタストーリーで上げていたくらいなので、怪我や体調不良ではなさそうです。
テンくんは以前インタビューで、ユニバーシアードの後は四大陸選手権とアジア大会のどちらかにも出る予定、と言っていたため、もしかしてアジア大会に来るかも、と期待していたところ、カザフスタンのスポーツ誌の記事でアジア大会出場選手が発表されました。
http://www.sports.kz/news/sbornaya-kazahstana-nazvala-sostav-na-aziadu-v-sapporo
フィギュアスケートの代表選手は、
1.デニス・テン
2.アブザル・ラキムガリエフ
3.アイザ・マンベコワ
4.エリザヴェート・ツルシンバエワ
5.ニコライ・モロゾフ…??
ということです。モロゾフ氏がカザフスタン代表チームのコーチとして帯同するということなので、テンくんは出場予定だと思われます。
テンくんの試合を日本で見ることができる貴重な機会になりそうです。
現地へ行くのが難しい方にも朗報!
男女シングルについてはNHKBS1で生放送されるそうです。
アジア大会 フィギュアスケートのスケジュールはこちらでご確認ください。↓
http://static.isu.org/media/466512/off-icesim_sapporoasiawinter_colouredtimeschedule20170206.pdf
冬季ユニバーシアード2017フィギュアスケート テンくん優勝!
冬季ユニバーシアード2017フィギュアスケート情報~リザルトページ&ライストサイト
冬季ユニバーシアード2017情報 ~フィギュアスケート出場選手
冬季ユニバーシアードフィギュアスケートのエントリーが発表されました。
https://almaty2017.com/results
【女子シングル 33名】
女子は、ロシアからエリザベータ・トゥクタミシェワ選手・エレーナ・ラジオノワ選手・アリョーナ・レオノワ選手と世界選手権メダリストが3名出場。日本からは木原万莉子選手、新田谷凜選手、磯邉ひな乃選手。その他、ロベルタ・ロデギエーロ選手(イタリア)やミハル妹さんことエリシュカ・ブレジノワ選手(チェコ)など。
【男子シングル 36名】
男子は、カザフスタントップ3が出場。ミハル・ブレジナ選手(チェコ)、イヴァン・リギーニ選手(イタリア)、アレクサンデル・マヨロフ選手(スウェーデン)、イワン・パブロフ選手(ウクライナ)らは欧州選手権からの連戦。日本からは田中刑事選手、日野龍樹選手、川原星選手、ロシアからはアルトゥール・ドミトリエフ選手、アンドレイ・ラズキン選手、アントン・シュレポフ選手。その他、キム・ジンソ選手(韓国)、ロマン・ポンサール選手(フランス)、シモン・オコー選手(フランス)など。
【アイスダンス 26名(13組)】
エントリーが個人別に記載されているのでとてもわかりづらいです…。
ロシアのイリニフ&ジガンシン組が出場しないことになったため、スタビツカヤ&バギン組が出場。
国内選手権が先週だったアメリカとカナダからのエントリーがないため、欧州圏の選手が多い印象です。欧州選手権や四大陸選手権と連戦となる選手もいますが、各選手ともいい演技ができますように。
カザフの英雄誕生までの道のり~デニス・テンに歴史あり③
2010年、ロシアからアメリカへ拠点変更したデニス・テンくん。
住むところも決まらないままお母さんと移住し、練習に通うのも大変だったとか。
そんな環境の変化と成長期が重なり、思うように結果が出せない時期が続きました。
NHK杯では最下位、スケートアメリカではフリーで5回転倒し11位。
コーチ・拠点変更にともない、振付師もこれまでのタチアナ・タラソワから変更。2010-2011年シーズンのSPはステファン・ランビエール初の振付作品。FPはローリー・ニコル。以後、競技プロは2015-2016年シーズンまでローリー・ニコル振付が続きます。
【2010年NHK杯 SP「ブエノスアイレスの春」】
(急に大人になったテンくんとちょっと若いキャロルコーチ。)
なかなか結果が出ない時期でしたが、2011年カザフスタンで行われた冬季アジア大会では地元観客の大声援を受け優勝。フィギュアスケートが盛んではない国なのに、観客も多く盛り上がっているのが動画でもわかります。
【2011年冬季アジア大会 FP「死の舞踏」(リスト作曲)】
地元の大会で優勝したことで、知名度もUP。女性ファンも一気に増えたとか。
英雄に一歩近づいたテンくんでした。
(↓金メダルを大統領にお見せするテンくん。)
カザフの英雄誕生までの道のり~デニス・テンに歴史あり②
2009年世界選手権で15歳ながら8位となったテンくんは、2009-2010シーズンからGPシリーズに参戦。2月にはオリンピックにも出場しました。
【2010年バンクーバーオリンピック SP 「Sing!Sing!Sing!」】
唇荒れてるけど笑顔のテンくん16歳。リップクリームをあげたい視聴者が多発したとか。
それ以外にも四大陸選手権・ジュニア&シニア世界選手権等シーズン中計9試合に出場するというハードなシーズンでした。
(このシーズンについては既述もご覧ください。↓)
このシーズンの後、テンくんはロシアからアメリカへと拠点を変更。
テンくん自身は「レベルアップするために環境を変えたかった」と過去にインタビューで語っていましたが、ソチオリンピックに向けてロシアで指導を受ける他国の有力選手を排除する動きがあったという噂も。
真相はわかりませんが、世界選手権の時には既にブイアノワコーチが帯同していないことからシーズン中に拠点変更の話は進んでいたものと思われます。
翌2010-2011年シーズンからはLA拠点でフランク・キャロルコーチの指導を受けることになりました。
(つづく)
冬季ユニバーシアード2017情報 ~フィギュアスケート日程
デニス・テンくん出場予定のユニバーシアードのフィギュアスケートの日程は、公式サイトによると次の通りです。
2月1日 14時30分~ 女子シングルSP
2月2日 14時30分~ アイスダンスSD
2月2日 17時~ 女子シングルFP
2月3日 14時50分~ 男子SP
2月4日 14時~ おそらくアイスダンスFP(←カテゴリーの記載漏れ〔英字サイト〕)
2月4日 17時~ 男子FP
2月5日 17時~ エキシビション
(上記記載はアルマトイ時間。日本時間は+3時間)
ちなみに、カザフスタンからはテンくん以外にも、アブザル・ラキムガリエフ選手のほか、ジュニアGPにも出場したパニヒン選手、マムベコワ選手、シェベレワ選手、アディハノワ選手が出場予定です。
【ユニバーシアード出場選手についての記事(inform.kz)】
カザフの英雄誕生までの道のり~デニス・テンに歴史あり①
デニス・テンくんが次に出場する試合はユニバーシアード(予定)。
それまで目新しい情報がなさそうなので、改めてテンくんの歴史を動画とともに振り返ってみることにします。
5歳の時にアルマトイのリンクでスケートを習い始めたテンくん。当時は屋外のリンクしかなく極寒の中ズボンを3枚重ねて練習していたとか(2013世界選手権プレカンでの発言)。のちにショッピングセンターに新設されたリンクへ移動。
スケート以外にも空手、テコンドー、テニス、水泳、アクロバット等も習い、また音楽学校にも通っていた。
その後、10歳の時にロシアのCSKAへ。タラソワやブイアノワの指導を受ける。
2008年JGPゴールデンリンクスで優勝。カザフスタンに初めてISU主催競技会のメダルを得た。
(詳しくは、https://en.wikipedia.org/wiki/Denis_Tenなどをご覧ください。)
カザフスタン選手として初めてのJGP優勝、JGPファイナル出場。2009年世界ジュニア選手権では4位。
そして、世界選手権出場。当時15歳。
ショートは良演技ながら17位と評価が低かったものの、フリーは観客を総立ちにさせる熱演で6位。総合8位で翌年のオリンピック・世界選手権の2枠も獲得。
何度見ても感動的なテンくんのシニアワールドデビューの演技をご覧ください。
【2009年世界選手権FP ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」】
おそらくテンくん目当ての観客はほぼいなかったであろうアウェーの会場で観客をスタオベさせたテンくん。
演技後、氷にキスする姿にさらに盛り上がる観客。
ブイアノワコーチとカザフスケ連のグスコフ氏とともに初々しいテンくん。
以上、15歳衝撃のシニアワールドデビューでした。
(つづく)